ひとり座りの次はハイハイじゃないの?
ひとり座りの次はハイハイをするものだと思っていたら、お尻歩きを始めた生後6カ月の次男。変わった移動方法だね、と気にもとめず感心していました。
そのときは、そのうちずりばいやハイハイをし始めるものだと思い込んでいました。
お尻歩きがかわいい!
私はこのとき、次男がハイハイをせずに歩き始めると知りませんでした。なんて独創的な移動方法なんだろう! 器用な子だな~!と、私は親バカを発揮。
生後9カ月ごろには年子の長男を追いかけて、かなりのスピードでお尻歩きをしました。バインバインとお尻から跳ねる様子はとっても愛おしい! また、ハイハイ時期の赤ちゃんはズボンの膝部分が破れがちですが、次男はズボンのお尻に穴が開いていて、おもしろく感じていました。
母からの指摘で不安に…
生後10カ月ごろ、私の母から「お尻歩きをする子は発達に気を付けて」と言われ、急に違和感を覚えました。確かになんでハイハイしないのだろうと感じ、とても不安になりました。
私はその日の夜から検索魔と化しました。すると、ハイハイをせずおすわりのままお尻歩きをする子のことを、「シャフリングベビー」と呼ぶことを知ったのです。
(※)シャフリングベビー:ハイハイを始める時期を過ぎても、おすわりの姿勢のまま、おしりを浮かせて、両足でこぐように前進する赤ちゃんのことを言います。シャフリングベビーの場合、ひとりでじょうずに歩けるようになれば、その後の運動発達は問題ないことが多いとされています。しかし、一見シャフリングベビーのように思えても、ゆっくりと運動発達をする赤ちゃんに、筋疾患、脳性麻痺などの中枢神経疾患、運動失調、骨・関節疾患が見つかるケースもあります。お子さんがシャフリングベビーではないかと感じた際には、保育士や医師に相談しましょう。
かかりつけ医に聞いてみた
いくらシャフリングベビーを検索しても、ネガティブなワードばかりが目に入ります。予防接種ついでにかかりつけの小児科医に聞いてみました。先生からは「もう少し様子を見てみましょう」と言われ、なんだか言葉をにごされたようで、かなりモヤモヤ。
私は小児発達や医療などの専門家ではないので、この「様子を見てみましょう」の加減がわかりません。モヤモヤとした不安の中、結局1歳2カ月でつかまり立ちとひとり歩きをするまで、ハイハイはしませんでした。
次男は現在3歳になりました! 特に運動や知能の発達に問題はないように思います。一時期検索魔になり、夜も眠れないくらい、不安で追い込まれていました。その時間分、かわいい時期を見逃していたかもしれません。心配して検索することも大事だと思いますが、ネガティブになりすぎずありのままの次男を大切にするべきだと感じました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラストレーター/ライコミ
監修/助産師 松田玲子
著者:相田ゆり
年子男子兄弟(年少、年中)を育児中。基本的にはワンオペ育児。体力がなく、年子兄弟についていけないのが最近の悩み。元気な男子2人に振り回されつつ執筆中。