つい、「だから男の子は…」と言ってしまう
私には8歳の娘と3歳の息子がいますが、朝起きてからしばらくぼーっとしている私と娘に対し、息子は起きるなり跳んだり跳ねたりとハイテンションです。それから息子は夜寝るまでずーっと落ち着きなく動き回って、さらにおしゃべりもしています。
そのうえ、物を投げたり蹴飛ばしたりと乱暴的なところもあり、注意してもなかなか止まりません。そんな息子があまりにも騒がしいので、家では娘と苦笑い。ママ友たちにもつい、「男の子って大変……」と愚痴をこぼしてしまうことも多々ありました。
男の子のほうがかわいい…?
ママ友の間でよく聞くのが、「娘より息子のほうがかわいい」というものです。異性であるからこそ、許せることややさしくなれることもあるそうですが、私は逆でした。もちろん娘も息子も同じようにかわいいのですが、自分に似ているポイントが多い娘のほうが理解できるので、「仕方がない」とやさしくなれる気がします。
逆に息子のやることなすことがなかなか理解できず受け入れられないので、「なんでそんなことばっかりするの?」と困ってしまうのです。結果的に、私は娘よりも息子に対して厳しくなってしまっているな、と感じていました。
息子に怒ってばかりの理由
いつでもテンションが高く、人の言うことを聞けない頑固な息子に、私はいつもヘトヘトになっていました。なんでこんなに怒ってばかり、気になることばかりなんだろう……と思っていましたが、ある日ふと、私が以前自分とは違うタイプだなぁと思ったことのある男性に似ていることに気づいたのです。
以前、ちょっとのことで大騒ぎしてしまう男性とお付き合いしていたことがあったのですが、もともと気性が荒い方だったこもとあり、一緒にいても気持ちが休まらず、結局お別れすることに。しかし、その男性と息子のタイプが似ていたので、いちいち気に障ってしまうのかな……と思うようになりました。
息子が自分とは違うタイプなんだと気がついたときに、当たり前のことですが「息子は自分とは違う『一人の人間』なんだ」と改めてわかったような気がしました。と同時に、もっと息子の主張に耳を傾けてあげようとも思えたのです。これからは、息子らしさを大切にしながら、バランス良く成長を見守っていけたらいいなと思います。
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監修/助産師REIKO
著者:坂井香子
おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。