最近の子どもたちは自然体験をする機会が減ってきました。うちの子どもは外遊びより室内派。おもちゃやスマホのアプリで遊んでいます。
こういった状況はあまりよくないと感じた私は、山で虫とりを体験させることにしました。そこで感じた自然体験の大切さをお伝えします。
幼少期の自然体験は今後の成長に影響する
ある研究によると幼少期の自然体験が多いほど、やる気や生きがいを持っている人が多いのだそうです。子どもの成長に影響を与えることが分かっているからこそ、自然体験の機会を与えたいですね。
実際に見て触れることで感動や発見があります。まだ理解ができない赤ちゃんも、においや色を感じ取ることができます。散歩をするだけでも五感が刺激され、感受性を育てることにつながると私は思います。
子どもの活動ぶりに驚き!
青空の下、田園の稲が風で揺れる姿を見ながら虫とりへ出かけました。トンボや蝶々が空に舞い、それを指さして追いかける子どもたち。
2歳の娘が虫を捕まえることは難しいですが、絵本やテレビでしか見たことのない生き物に大興奮でした。そして、虫を追いかけようと山をよじ登ろうとしています。
ふだんは絶対にしない行動だったので驚きました。苦手なことにもチャレンジしようとする娘を見て、連れてきてよかったと感じました。
大人とは違う視点を持つ!
もうひとつ驚いたことが、子どもは大人とは違う視点を持つということです。子どもは大人より小さいため、視界が異なります。大人なら気付かなかった小さな虫や花にも気付く。こういったことにも関心させられました。
私は視界に入る植物や舞うトンボばかりを見ていました。子どもは、それだけにとどまりません。虫とりだけでなく、歩いている途中に流れる水に感動するなど、大人が想像している以上の発見があることに気付きました。
実際に見て触れる体験をすると、子どもの記憶に深く刻まれます。大人が子どもに機会を与えなければ、知ることができない世界がある。この体験で自然体験の重要性を痛感しました。みなさんも、まずは近くの公園から自然体験を始めてみてはいかがでしょうか?(TEXT:みかん)