Aさんが開く離乳食教室に参加
Aさんとお茶をしていると、「今度私の家で、料理の先生をしている友だちを招いて離乳食教室をするから来ない?」とお誘いを受けました。Aさんともっと仲良くなりたいなという思いから「参加したいです」と私はすぐ返事をしました。
すると、Aさんは続けて「よかった。実は、あと2人声をかけているママがいてね、どっちも娘ちゃんとも同級生の子どもがいるのよ。楽しそうじゃない?」と言いました。私は、Aさんの紹介でママ友が増えるならうれしいなと思い、離乳食教室の日を楽しみにしていました。
離乳食教室の参加者のBさんと初対面
楽しみにしていた離乳食教室の当日。その日は暑い夏の日で、私は娘をベビーカーに乗せて自宅から徒歩10分ほどのところにあるAさんの家まで行きました。そこにはAさんが声をかけていたBさんとCさんがいました。
話を聞くと、AさんとBさんは上の子が同じ保育園に通っているという繋がりで、CさんはBさんがとても仲良くしているママ友で、Aさんとは初対面に近いという関係性。初対面で少し緊張していると、BさんやCさんはフレンドリーに話しかけてくれ、親子で楽しい時間を過ごしました。
Bさんが親切な人から一変! 凍りつく車内
Aさんの家から帰るとき、私が徒歩できたことを知ったBさんが「私、車できたから乗せていくよ?」と言ってくれたのです。私はBさんの車に乗せてもらうことにしました。会話をするなかで、Bさんは私が働いていないことを知ると、「子どもがいて専業主婦ってよくやっていけるね。私も働かなくていいなら働きたくないよね」と言ったのです。私は正直、なんで初対面の人にこんなふうに言われなければならないのかと思いました。
その後もずっと「私は大変なのに、あなたは苦労をしていない」という話ばかり。さらに「専業主婦って子どもの昼寝のあいだ何してるの? 暇そうだよね。家事なんてすぐ終わるでしょ?」と。私はあまりに聞いていられず、家がこの辺だからと言って途中で降りました。そのとき、Bさんは何も気にしていない様子で「またね」と言いました。
ワーママのBさんを振り返って思うこと
Bさんは子どもとゆっくり向き合いたいけれど向き合えない、仕事と育児の両立の大変さなどワーママなりの悩みを抱えていて、専業主婦である私にあのような発言をしたのかもしれません。
しかし、私も初めての転勤でさらに知り合いがいない状態。加えて初めての子育てのなか、初対面の人に嫌みを言われるのは驚きました。
Bさんとの出来事がトラウマになってしまい、初対面の人とは最初からフレンドリーに接することはせず、どういう人なのかを見極めてから仲良くできそうなママ友だけと親しくするようになりました。ちなみにAさんもワーママですが、今でも仲良しです。
「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
著者:安斎みさき
1歳4カ月差の年子を育てるワンオペママ。転勤族。金融関係や大手薬局で働いた経験を生かして、子育てや金融そして美容ジャンルのライターとして活動中。