妊娠中に病気にかかってしまったとき、母体を考え薬を飲んだ方がいいのでしょうか、それとも、赤ちゃんのことを考え自然治癒をめざした方がいいのでしょうか。
Q:妊娠中にマイコプラズマ肺炎にかかってしまいました
明日から24週になる初妊婦です。
2週間前にマイコプラズマ肺炎と診断されました。
咳止めの薬をもらったのですが、胎児への影響が怖かったので飲みませんでした。
自然治癒を望んでいたのですが、咳が一向によくならないので、再度受診し、ホフバン錠10mg分3で5日分、処方してもらいました。
胎児には影響ないのでしょうか。
咳をして、下腹部も張ってきいます。そちらの方が胎児へ悪い影響がありますか?
薬を飲んで治した方がいいのか、自然治癒をめざすべきなのか悩んでいます。
A:マイコプラズマ肺炎に対する根本的な治療は必要です
マイコプラズマ肺炎は市中感染といい、健常人がよくなる肺炎の1つです。妊娠中、胎児を守るため母体の免疫機能が変化します。
特に細菌に対する免疫は低下するので注意が必要です。結論からするとマイコプラズマ肺炎に対する根本的な治療は必要です。
そのためマクロライド系の抗生物質を使用してもらうといいでしょう。全く影響がないとは言いませんが適切な量の内服で胎児への影響はあまり考える必要はないと思います。