ドタバタ劇の初産
2年前に経験した初めての出産は、陣痛が一体どんなものなのかわからず、出産予定日が近づくにつれて緊張の日々が続きました。夜になると出現するおなかの張りを感じてはパニックになって真夜中に2度も病院に駆け込むことになったり、陣痛を我慢しすぎて自宅で破水したり、出産クライマックスで陣痛が止まってしまったり……。
妊娠トラブルもなく出産へ万全の準備ができていたのに、実際は出産という未知の世界への恐怖と予想外の出来事が続き、産後はヘトヘトでした。
客観的に感じられた陣痛
「2人目の出産は早いわよ」と先輩ママから言われていましたが、初産の苦い経験に加え妊娠糖尿病や貧血を患っていた私は、「そんな簡単ではない」と覚悟していました。実際始まってみると、私は「これだとまだまだかかりそうだな」「陣痛はこんな痛みじゃない」と、一度経験しているためか恐ろしく冷静に自分の体と向き合っていたのです!
「陣痛がくるときはくる」とわかっていた私は、気持ちにも余裕があってリラックスしていたためか、順調に陣痛を迎えられました。
あっという間の次男誕生
早く病院へ駈け込んでも、子宮口が十分に開いてないと帰宅を促されることを経験していた私は、陣痛間隔が3分になったときに夫に病院へ連絡してもらいました。病院へ到着したときは子宮口7cm。そこから順調に1時間半で次男が無事誕生しました!
陣痛が始まって4時間で産んだためか、産後の疲労はほとんど感じず「出産ってこんなにラクだった!?」と拍子抜けしたほど。一度出産を経験していたことが自信となり、体の緊張を和らげてスムーズなお産に繋がったと思っています。
私の場合、初産と2人目出産の大きな違いは一度経験しているからこそ出産の流れを知っていて、心に余裕があったことでした。心に余裕ができていたことで恐怖感なく陣痛に集中でき、次男とうまく呼吸を合わせられたことがよかったのではないかと思います。ドタバタの初産と超スピードの2人目出産、どちらも今ではいい思い出となっています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
◆関連動画 出産ドキュメンタリー
「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
監修/助産師REIKO
著者:岩見 エリ
2男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。