わさびです。私が経験した、婦人科の病気のお話です。
私は20歳のとき、卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)が判明しました。それからの治療、そして妊活では、いろいろと悩んだり、苦しんだり……。そんな私の治療、妊活、そして産後までをマンガにしました。再発の可能性はありますが、現在は完治しています。同じ病気の方は、けっこう多いかなと思うので、こういう事例もあるのだと参考程度に読んでいただけたらと思います。
※この漫画は実話に基づいた体験談です。ただし、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
※チョコレート嚢胞とは、子宮内膜症が卵巣にできたものです。本来は子宮内にあるはずの子宮内膜が卵巣内にでき、生理のたびに増殖と剥離を繰り返し、卵巣の中に血液がたまります。その古い血液がドロドロのチョコレート状に見えるため、チョコレート嚢胞と呼ばれます。
夫は私の7歳年上なので、周りの友人や親戚は子持ちだらけ。
そういう環境もあり、結婚したときから「子どもは絶対に欲しい!」というタイプでした。
ただ、私のチョコレートのう胞のこともあり、子どものことはあまり口に出して言いませんでした。けれども夫の言動を見ている限り、子どもが欲しいんだなあというのはすぐに伝わってきて。でも私のタイミングもあるし、何より妊娠してからの急激な変化が怖い。
そんなこともあり、2年間ピルを飲んでいる間、あまり真剣に子どもについては語ってこなかったんです。
でもこの占い師さんの話を聞いているうちに「ああ、私は夫のことを何も考えていなかった」と気づきます。そして昔、夫に聞いたささやかな夢のことをふと思い出したのです。
夫に子どもの頃の話を聞くと、必ず父親の影がありました。
「親父とキャッチボールをした」
「サッカーを教えてもらった」
結構子どもに厳しく、よく怒られていたという。だけどその父親の姿が印象的だったからか、夫の中で「自分の子どもにしてあげたいこと」は、自分が幼いころに父親からしてもらったことだったのです。
息子が生まれたらサッカーを教えてあげたい。
ベタだけど、キャッチボールがしたい。
私は子ども嫌いだったこともあり、あまり自分の子どもとの未来を考えたことがなかったので、「そういう夢があるのっていいなあ」と思っていました。
おじいさんの占いは、当たっているかどうかは置いておいて、「私の進むべき道」を
導いてくれた存在となりました。占いなんて信じないという人も多いとは思いますが
私にとっての占いは、「信じる」「信じない」とかではなく、次に進むための勇気をほんの少しもらう感じかなと思っております。
このおじいさんの占いを聞かなければ、娘を妊娠したのは、もっともっと先になっていたか、もしくは、妊娠すらしなかったか……。
そう考えると怖いですね。おじいさんに会えてよかったです。
※以前この占い師さんのことを書いたら、「どこの占い師さんか教えてください!!」というDMが殺到しまして。もうずいぶん前のことですし、この占い師さんもだいぶ年配の方だったので、もうさすがに同じ場所ではやっていないと思います。そういうDMがきても、お伝えできかねますのでご了承ください。
監修/助産師REIKO