生理周期が不安定になったきっかけ
私の生理周期が不安定になったきっかけは、出産でした。37歳の高齢出産だったためか、産後は体調がすぐれない日が多くあったのです。
そして、出産の3カ月後、私は「体が元に戻った」と感じる前に、仕事に復帰。幸いにも自営業の夫の手伝いということで、職場で子どもの面倒をみながら仕事をすることができたのですが、仕事と育児と家事で異常にストレスがたまっていたのです。
そんななか産後1年ほどたち、ようやく生理が再開がしました。しかし、生理期間が3日程と短く、1カ月に2回もきたり、逆に3カ月近くこなかったあとに夜用の生理用ナプキンでも漏れてしまうほどの経血がでたり、生理周期も量もとても不安定でした。
40歳近くになり再度生理が不規則に
出産後2年ほどたち、子どもが保育園に通うように。そのころになると、仕事と子育てと家事を両立することにも慣れ、生活リズムができてストレスも軽減されてくると、生理周期も少し安定するようになったなと感じていきました。
ところが、40歳近くになり、今度は更年期のような症状がでるようになったのです。はっきり更年期だと診断されてたわけではありませんが、ほてりやのぼせ、動悸などがあり、生理の間隔が22~24日と徐々に短くなるなど、また生理周期が不安定になっていきました。
外出先での突然の生理
また、生理周期がまた不安定になってきたことで困ったことがありました。
それは夫と外出したある日のことでした。歩いているといきなり股にドロっとした感覚が! 外出先で突然生理になったのです。夫に相談したら、自分のジャケットを脱ぎ私の腰に巻いてから生理用品を買いに行ってくれました。
幸い経血の量は少量でしたし、夫がジャケットで隠してくれたこともあり、困ったことにならずにすみましたが、本当に焦りました。夫がいてくれなかったら……と想像すると、夫には感謝しかありません。
その後、夫に促され、婦人科を受診しました。ホルモン数値などの検査をしたのち、やはりホルモンバランスが乱れていることによる出血と考えられるとの診断を受けました。ホルモン治療をおこない、今も定期的に婦人科を受診しています。
私は外出先での突然の生理をきっかけに婦人科を受診しましたが、考えてみればもっと早い段階で婦人科を受診し治療していればよかったのではと思っています。仕事や育児で忙しくても、自分の体をもっと大切にしなければならないなと感じた出来事でした。
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監修/助産師REIKO
著者/レイトン愛加