会陰マッサージ
会陰マッサージは、以前は助産院でしか教えられていなかったそうですが、最近では大学病院の母親学級でも取り入れられるようになっているそうです。私が調べて実践したのは、カレンデュラオイルを使った会陰マッサージでした。
カレンデュラオイルで赤ちゃんが出てくる会陰周辺をマッサージするとやわらかくなり、会陰切開や会陰裂傷を予防できるとのこと。また、会陰裂傷ができても回復を早める効果が期待できるそうです。私はマッサージの刺激でおなかが張る可能性を考えて、妊娠36週からおこないました。
実際におこなった方法
友人に教えてもらった方法と、インターネットで助産師さんが紹介している方法を参考にして実施しました。妊娠36週から、まずはコットンにオイルを染み込ませてパックすることに。ナプキンを使って、下着が汚れるのをガードしました。1週間試してみると、なんとなく会陰がやわらかくなったような気がしました。
妊娠37週になってからは、マッサージも開始。お風呂中に、カレンデュラオイルをつけて5分程度会陰部分をくるくると円を描くようにマッサージしました。1日おきにおこない、カレンデュラオイルのパックは毎日継続しました。
会陰マッサージのおかげ!?
私は妊娠38週0日に破水して、そのまま出産となりました。約5時間のあいだ陣痛の痛みを感じましたが、子宮口が開き、いきむ段階になってからはあっという間のお産だったと思います。
結局、会陰裂傷は少しできてしまい縫合してもらいましたが、円座を使うほどの痛みはなく、育児していると傷があることも忘れる程度でした。退院するころの診察では、医師から「順調に治っているので安心して」と言われ退院。いつの間にか治っていた印象です。
私の場合、会陰マッサージをしての分娩経験のみなので、しなかったときとの比較はできませんが、カレンデュラオイルパックとマッサージをしていたことで安心して出産に臨むことができました。少しでも赤ちゃんが気持ちよく生まれてきてほしいと願いながらの出産準備は、本当にやってよかったと思うことの1つです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:石垣 まり
4歳男児のママ。大学病院で4年間助産師として勤務し、現在は筆耕業務をおこなっている。副業として、妊娠・出産・育児・芸能などの記事を執筆中。