「古傷が痛む…」妊娠中の開腹手術。海外で受け入れ可能な病院が見つからない!?…しかし奇跡が

ブラジル人と結婚し、ブラジルで出産した私。妊娠初期から後期にさしかかるまで、すべてが順調に進んでいました。ところが妊娠後期にさしかかった妊娠28週目あたりのころ、急に急性虫垂炎の手術痕が痛み始めたのです。

「古傷が痛む…」妊娠中の開腹手術。海外で受け入れ可能な病院が見つからない!?…しかし奇跡が

 

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妊娠後期の異常な痛み

すべてが順調だった妊娠生活。ところが妊娠28週目あたりに、状況が一転しました。右下腹部に痛みが出てきたのです。小学校3年生のときにした急性虫垂炎の手術痕がおかしくなっているのはすぐわかりました。

 

なぜなら手術痕が痛み始めたのはこのときが初めてではなく、大学3年生になったときにも同様の強い痛みが出て、手術痕の皮下にあった膿を取り除く手術をしたことがあったからです。妊娠中にも飲める痛み止めを飲んで痛みを誤魔化しながら数日過ごしていましたが、痛みはひどくなるばかりでした。

 

痛みに耐えきれず病院へ

痛みを強く感じ始めるようになって2日目、異常なほどの痛みに襲われました。私の尋常ではない痛がり方に驚いた夫は、すぐに私を病院へ連れて行ってくれました。病院で超音波検査などを受けたものの、「皮下に膿があるけれど妊娠中なので何もできない」と帰されてしまいました。

 

日本では状況によって妊娠中に虫垂炎や卵巣嚢腫の手術をおこなうようですが、ブラジルではそうではなかったようです。夫はその後3軒病院をまわってくれましたが、結果は同じ。どの病院も妊娠中の手術はリスクが高いということで、受け入れたがらなかったのです。痛みは強くなるばかりで、出産までこの状態なのかと目の前が真っ暗に……。

 

マルセロ先生と看護師さんのやさしさに涙

ですが、5軒目でやっと入院させてくれる病院が見つかったのです。私を診てくれたマルセロ先生は「妊娠中の手術はリスクが高いけれど、このままだとあなたの体が持たないから手術をするよ。100%確実ではないけれど、あなたも子どもも助かるようにベストを尽くすよ」とやさしく語りかけてくれました。

 

また看護師さんも、妊娠中の手術ということで不安で泣いてしまった私をやさしく慰めてくださいました。

 

手術は成功! 助けてくれた人に感謝

手術が無事成功し、入院中、看護師さんから私が入院した日に起こったことを教えてもらいました。痛みに耐えて病院の受付で待っていたとき、外来診察を担当していた先生はリスクを負うのが嫌で、私を診察前に帰そうとしていたそうです

 

ですが、受付の女性が妊娠中で尋常ではない痛がり方をしていた私を見かねて、自己判断で今回私の手術をしてくれたマルセロ先生にかけ合あい、診察を受けられるようにしてくれていたのです。マルセロ先生と看護師さんはもちろん、この受付の方や夫など多くの人に助けてもらって、ただただ感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

 

妊娠中の異常な痛み、開腹手術ということで不安でいっぱいになりましたが、多くの人に助けられて無事出産できました。妊娠後期の開腹手術は決して喜ばしいことではありませんが、たくさんの人のやさしさを感じることができました。これからもこの出来事を忘れず、感謝しながら子育てしていきたいと思っています。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

監修/助産師REIKO


著者:レイトン 愛加

5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!

 

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