月末のWEB制作会社は戦場
WEB制作会社の月末は、社員全員が鬼の形相に変わります。私の所属する「ライター部署」も、毎月例外ではありません。社内はもはや戦場と化し、社員のアポ取りの声とカタカタというタイピング音だけが鳴り続けます。
毎月のように痛い目を見ているため、私もなるべく月末へ仕事が集中しないよう、早め早めの仕事を心がけているのですが……。ある日、悲劇は起こりました。
納期直前、まさかの戦線離脱
現在、私が所属しているライターチームでは、約70社分の記事を4名のライターで担当しています。一人ひとりの負担がかなり大きい分、責任感ややり甲斐も感じられる仕事ですが、最も忙しい最終週に差し掛かろうかというタイミングで、チームの先輩がまさかの手首を骨折! 「思うようにタイピングができない」とのことで、急きょ残りの3名で彼の仕事を分担することになりました。
心の中で「勘弁してよ~」と嘆く私に、さらなる悲劇が到来! 予定よりなぜか1週間以上も早く生理が訪れたのです。月末最終日の5日前、私はトイレの中で天を仰ぎました。
納期✕生理痛のWパンチ
その日から締め切りまでの約1週間は「地獄」でした。生理特有の腹痛に苦しみ、鎮痛剤を飲みながらとにかく仕事を片付け続ける日々……。下半身を冷やすと痛みが増してしまうので、腹部に使い捨てカイロをあて、その上から腹巻きをするというダサいながらも少しでも生理痛を緩和できる格好で、黙々と手だけを動かしました。
その日はリモートワークだったため、最終日の22時にすべての原稿を入稿し終えた瞬間、私はその足で布団へダイブ。緊張の糸が解けた瞬間、下腹部の痛みもだんだんと和らいでいくのを感じました。こうして仕事の終わりとともに、生理も無事、山場を越えたのでした。
容赦なくやってくる生理痛、そして締め切りに追われる激務のなか、追加された新たなタスク……。このようなWパンチは、もう二度と体験したくないと思いました。ただ、生理の痛みに心の中で悲鳴を上げながら、納期ギリギリにすべての原稿を仕上げたときの達成感は、今でも忘れられません。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
監修/助産師REIKO
著者/鮭いくら