熱から始まった
ある水曜日の朝、ぼんやりとした様子で起きてきた4歳の娘。すぐに異変を感じ、熱を測ると38.5度もありました。急いで小児科へ行き受付をしたら、かなり混んでいる様子。新型コロナ対策のため、熱のある娘はすぐに中には入れず電話で呼ばれるまで、車の中で待機していました。
まもなく呼ばれると、先生は丁寧に診察しながら「最近流行っている感染症があるから、疑わしいのを検査させてね」と言い、長い綿棒で娘の鼻をぐりぐり。RSウイルスとヒトメタニューモウイルスが一緒に調べられる検査キットを使い検査をしました。
結果はすぐに出てRSウイルス感染症と判明。RSウイルス感染症は、抗生物質が効かないので対症療法とのことで、咳止め、鼻水止め、解熱剤をもらい帰宅。不安な数日が始まりました。
自宅療養で気になること
娘の症状を気にしながら自宅で様子を見て2日が過ぎ、金曜日になりました。熱は38.5度から最高で39.8度まで上がり、ほぼ寝たきりです。水分補給はほんの少しをチビチビと飲むので30分ごとに頻回にあげていますが、それでも少ないな……と感じていました。
また、おしっこの量も少ないのが気になって再度、小児科を受診。先生は、いつも以上に念入りに聴診器を当てて胸の音を聞いています。そして、レントゲン検査を受けた結果、肺炎になっていることが判明しました。軽く脱水気味でもあるので点滴加療も必要とのこと。多分入院になると説明を受け、紹介状をもらい総合病院へと移動となりました。
なかなか解熱せず…
娘は総合病院の小児科病棟に8日間の入院となりました。入院日から4日間、熱がずっと下がらず40.2度まで上がるときもあり、心配は尽きなかったのですが、入院管理されていた分心強かったです。
おしっこに関しては、点滴を24時間管理で入れ続けていたおかげで入院の翌日には元気なときと同じような量に戻りひと安心。入院中に再度血液検査があり、細菌感染が見られるということで点滴の薬が変更となりました。それから熱が下がりめきめきと回復。ようやく安堵したのです。
RSウイルス感染症は赤ちゃんは重症化すると聞いたことがあったのですが、まさか4歳の娘がこんなに悪化して入院に至るとは思ってもみませんでした。あのとき、おしっこの量が気になったことから小児科を受診して、その結果肺炎が判明したので、心から小児科の先生に感謝しています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:優木 まり
25歳になる長男を筆頭に4歳女児までの3男1女を育てるアラフィフママ。元美容部員のスキルを生かして美容記事を執筆するほか、子育て・出産関連についても執筆している。