生理中でも育児は休めない
出産をしてから、生理中の生活は今まで以上に大変になりました。出血や体調不良があっても、子どもたちのお世話を休むことはできないからです。特にお風呂の用意と入浴、イヤイヤ期の子どもたちに服を着せたりするのは本当に体がしんどくて、生理がくるたびに憂うつでした。
「ママむりしないでやすんでね」娘の言葉に驚き
子どもたちには、「ママは、生理になったら、おなかが痛いから湯船に浸かれないよ」と説明しています。
ただ、子どもたちはまだ未就学児。私の言っていることをちゃんと理解しているわけもなく、いつものようにふざけたり、イヤイヤを言ったりしながら過ごしていています。
しかしある日、いつもと同じように「ママは今日は生理でおなか痛いの」と伝えると、娘が「ママだいじょうぶ? むりしないで。ねてやすんでね」と言ってくれたのです!
「無理しないで、寝て休むんだよ」というのは、子どもたちが体調を崩したときによく私が言っている言葉です。娘がそれをまねして言ってくれていることに驚き、とてもうれしく感じました。
子どもたちが少しずつ成長していることを実感
その後も数日間、娘は「ママもうだいじょうぶ? おなかいたくない?」と度々聞いてきました。
出産をしてからというもの「生理=子どもたちのお世話が大変!」とばかり思っていましたが、そういえば最近は以前ほど大変でもなくなっていることにも気付きました。以前なら、一緒に湯船に入れないと言うだけで「いやだー! ママがいいー!!」と泣いていたのに、最近はそうやって泣くこともなくなりました。
それどころか、今では私の体調を気づかって心配してくれている子どもたち。少しずつ成長しているんだということを実感して、さらに愛おしくなった瞬間でした。
今でも生理中の育児は、体調不良のなか動かないといけないという意味では大変ですが、子どもたちも自分のことは自分でやろうとしてくれているのでずいぶんラクになりました。
少しずつ、できることが増えていること、また他人の体調を心配するやさしさも育っていることが、親として何よりうれしい成長です。
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監修/助産師REIKO
著者/よっちゃん