使い慣れていないせいか不快感が残るものも多く、あまりいい思い出がないのです。そのひとつが、タンポン初チャレンジのときのことです。
楽しみだったプールの直前に生理が!
初めてタンポンを使ったのは中学生のときでした。夏真っ盛りの時季、友だちと「プールへ行こう」と約束をしていたのです。
わくわくしながら約束までの1週間を過ごしましたが、約束の日の前日、運悪く私は生理に。私は「楽しみにしていたのに、私だけ行けないのは嫌だ…」と思い、母に相談しました。
すると、母は「タンポンが使えればプールに行けるよ」とアドバイス。当時の私はナプキンしか知らず、母に教えられ、タンポンの存在を初めて知ったのです。どうしてもプールに行きたかった私は、タンポンを使ってみることにしました。
初めてのタンポンはなかなか入らず
わが家にはナプキンしか常備していなかったため、母はすぐに薬局へ行きタンポンを買ってきてくれました。初めて見るものなので、わくわくしたことを覚えています。
母にタンポンの入れ方を教えてもらって、さっそくトイレで入れようとしましたがなかなか入りません。するっと入るイメージをしていましたが入る気配もなく……。やっとの思いで入れてもすぐに出てきてしまい、手もタンポンも経血まみれ。
途中でもう諦めようかと思いましたが、母に「プール行けなくてもいいの?」と言われ、私は長い時間をかけてやっとタンポンを入れることができたのです。
不快感と不安があり…
タンポンは無事に入りましたが、異物が入っている感覚に不快感を覚えました。また、「本当に漏れてない?」「念のためナプキンしておかなくて大丈夫なのかな?」と、ずっと不安しっぱなしでもあったのです。
それでも、タンポンのおかげで友だちとプールへ行けましたが、終始不快感と不安感があり、存分にプールを楽しむことはできませんでした。むしろ、そわそわしっぱなしで「早く家に帰りたい」「プールから上がってナプキンをつけたい」とずっと考えていたのです。
タンポンをじょうずに使い、生理中でも快適に過ごしている方もいると思います。しかし、私は初めてタンポンを使ったときにうまく使うことができず、悪い印象が残ってしまいました。その失敗が影響して、いまだにタンポンは使っていません。
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監修/助産師REIKO
著者/佐藤里桜