休みやすさが全然違う!
私は結婚を機に、初めて転職を経験しました。もとの職場は地元の中小企業で、良くも悪くもアットホームな雰囲気。家族ぐるみでのイベントが土日にあることも多く、生理休暇どころか有給も取りにくい、昔ながらの会社でした。
結婚後は地元を離れて都会に引っ越し、駅近の創業間もない会社に転職。ドキドキの初出勤日には、職場内や就業規則の説明を丁寧にしていただきました。
そのなかで、有給や生理休暇についてもしっかり説明があったことが一番の驚き! 世間一般的にはスタンダードなのかもしれませんが、前の会社しか知らなかった私にとっては、休みが取りやすそうな雰囲気はとても衝撃だったのです。
生理休暇を取った人への態度がやさしい!
転職後数週間して、それ以上にびっくりしたことがありました。先輩社員が実際に生理休暇を取る瞬間に遭遇したのです。先輩は上司に書類を提出したあと、私のところにきて「生理がつらいから今日は帰るね」と言いました。
実際に生理休暇を取って帰る人がいること、またそれだけでなく、早退する先輩に他の社員さんたちが「無理するなよ」「明日も休んでも大丈夫だから」「お水買ってきたからどうぞ」など、口々に声を掛けていて、周囲のやさしい態度にもさらに驚くばかりでした。
生理休暇は働きやすさにも直結
その後もかわるがわる、女性社員たちやアルバイトさんも生理休暇を利用していました。私自身は生理があまり重いほうではなかったため利用する機会はありませんでしたが、その後妊娠した際に、つわりがひどかったときにとても気づかってもらいました。産休や育休の取得についても上司のほうから気にかけてくれたので、うれしかったです。
もちろん女性特有の休暇だけでなく、通常の有給休暇も取りやすく、とても理想的な職場環境でした。
私の場合は元の職場がなかなか休みの取れない会社だっただけかもしれませんが、生理休暇や生理の体調不良について理解のある職場は本当にありがたかったです。転職後の職場のような環境が世の中のスタンダードになれば、男性も女性ももっと働きやすい社会になるのになと感じました。
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監修/助産師REIKO
著者/よっちゃん