経血量が多い私には…
初めて布ナプキンを見たとき、私は「洗えば何度でも使えるなんて経済的!」「いろんな柄や色もあって選ぶのも使うのも楽しそう」とかなり好印象! さっそく私はいくつかネット注文で購入することに。最初の印象通り、選ぶときはまるでアパレルショップで洋服を選ぶようでとても楽しかったです。
購入した布ナプキンは後日生理がきたときに使ってみました。
私の場合、生理の2、3日目が最も経血量が多い日。昼間でも夜用ナプキンを使い、しのぐこともあります。そんな私が布ナプキンを使ってみると……。経血量が多いせいなのか、布ナプキンのサイズのせいなのかはわかりませんが、布ナプキンから経血が漏れて下着を汚してしまうことがありました。
下着を汚してしまってはナプキンの意味がありません。当初の私は汚れた下着を見て「サイズを変えれば大丈夫なのかな?」と考えました。
経血で汚れたことがショック
布ナプキンは生理用品。経血で汚れるのは当然のことなのですが、経血で汚れた布ナプキンを見て私は少しショックを受けました。
ウキウキしながら選んだ布ナプキンが汚れた様は、まるでアパレルショップで買った洋服がすぐに汚れてしまったりほつれてしまったりしたようで悲しい気持ちになったのです。
悲しい気持ちと共に「汚してしまった」という罪悪感も生まれました。しかし、私は「あえて気に入らない柄を選べばいいのではないか」と思い、使い続けてみることにしました。
出先での使い勝手
こうして何度か布ナプキンを使っていたのですが、「もう布ナプキンは使わない!」と思わせる決定的な出来事が起こりました。
これまで私は家の中でしか布ナプキンを使っていませんでしたが、布ナプキンに慣れたころ、初めて布ナプキンを付けたまま外出したとき「出先で布ナプキンを使う面倒臭さ」を知ったのです。
布ナプキンは使い終わったあと、トイレのごみ箱に捨てるわけにはいきません。たまたまビニール袋を持っていたので、私は使用済み布ナプキンをビニール袋へ入れましたが、家に帰るまで「臭い漏れていないかな」と不安を感じていました。
結局、「出先で布ナプキンを使うときの処理の面倒さ」が決定打となり、私は布ナプキンを使うことを断念しました。
私は「私にとっては、布ナプキンは使い勝手が悪い」と思い、すぐに紙ナプキンへ戻しました。もちろん紙ナプキンより布ナプキンの方が快適に使えている方もいると思います。また、私自身も経済的なメリットは感じていました。しかし、個人的には布ナプキンの経済的なメリットや選ぶ楽しさよりも処理の負担が重く感じたため、布ナプキンより紙ナプキンを使うようにしています。
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監修/助産師REIKO
著者/佐藤里桜