産後の生理再開で負の連鎖が続く
2人目を出産して、上の子との育児に休む間もない毎日。特に下の子はまだ夜間授乳のある時期でもあったので、ヘロヘロの体に睡眠不足も加わって、疲労とストレスはたまる一方。産後3カ月ほどで母乳が出なくなってしまい、その後生理が再開しました。
産後の生理は、生理不順、多量の出血、ひどい貧血に悩まされ、今までなかったPMSの症状も出るようになって……。
当時の私は気分が落ち込みやすく、体調が整わないせいでイライラしてしまい、子どもたちに必要以上に怒ってしまって自己嫌悪。母乳が出なくなったことも私には衝撃で、子どもに申し訳ないという思いから、また気持ちが沈んでいって……と、まさに負の連鎖が続いていました。
そこで、産後半年経ったころ、産婦人科を受診することにしたのです。
母乳も出なくなり産婦人科を受診
診察の結果、これといった原因は特定できず、先生の見解も「疲れや気持ちの落ち込みもストレスとなって母乳が出なくなったのでしょう」とのこと。母乳育児は難しい状態にあったので、育児用ミルクでの授乳に切り替えることになりました。
このとき、生理不順やPMSのことも相談。ここ最近現れるようになった症状を伝えると、先生から「低用量ピルを使って治療をしてみましょうか」と提案されました。低用量ピルは避妊目的で使うイメージがあったので少し意外でしたが、3人目の予定もなく、とにかく生理の不調を改善したかった私は、この治療を試してみることにしたのです。
周期が安定し、PMSの事前対策も可能に!
私の体に低用量ピルは合っていたようで、しばらくすると生理の周期が安定して、毎月決まった日数のなかで生理がくるように! 経血量も徐々に落ち着いて行きました。
さらに、いつ生理がくるのかわかるため、PMSの症状がいつごろ起こりやすいのかなどもわかってきて、事前に対策できるようになりました! 予定も組みやすく、子どもたちとのお出かけ予定を立てやすくなったので、今はとても気落ちのいい毎日を過ごせています!
私の場合、低用量ピルの副作用はあまり感じませんでした。と言うより、体が疲れきっているせいで、副作用なのか疲労なのかよくわからなかったのが正直なところ。
ただ、飲み忘れには気をつかいました。わが家では、子どもが歯磨きをしたあと、ご褒美に歯磨きタブレットをあげているのですが、そのときを、私の低用量ピル服用タイムに固定。携帯でもタイマー設定をして、外出時でも忘れないよう心がけました。
今回のことで、低用量ピルは避妊目的だけでなく、生理不順やPMSの改善にも使えると知りました。低用量ピルを服用してからは生理が安定し、PMSの対策もできるようになったことで、日々の安定や安心を得られています。思いきって試してよかったです!
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監修/助産師REIKO
文/あずきちゃんさん