年々ひどくなる「生理痛」に悩み…
小学生の高学年から始まった生理は、高校生までは痛みはあまり感じない程度でした。ところが大学生からは鎮痛剤が手放せなくなり、社会人になってからは鎮痛薬が効かないほど痛みが強くなってしまったのです。
さらに経血量も増え、年に1〜2回ほど貧血で動けなくなる日が出てきてしまっていました。
思い切って低用量ピルの服用を決める
そのため子宮がん検診を受けたときに産婦人科医に相談したところ、「低用量ピル」の服用をすすめられました。
低用量ピルは副作用があるのではと不安でしたが、「最近のピルは副作用が起きにくいから飲みやすいと思いますよ」と医師。また、医師の話によると、服用から3カ月ぐらいで生理痛がラクになるとのこと。そのため、まずは3カ月続けることを目標にし、薬が合わなければやめることも視野に入れて服用をスタートしました。
鎮痛薬を飲まなくても過ごせる!
さっそく低用量ピルの服用をスタートさせた私。心配していた副作用ですが、幸いにも特に気になる症状は出ませんでした。強いて言うなら、常にバストが生理前のように張っているなと思いましたが、 私はさほど気になりませんでした。
また、低用量ピルを飲み始めてから1回目と2回目の生理はいつも通りでしたが、3回目から経血量が減り、痛みもだいぶ軽くなりました。目安の3カ月になりましたが「もう少し続ければ生理痛が軽くなるかも」と思ったので、さらに3カ月服用を続けてみることを決意。。
すると、4回目の生理からは鎮痛薬なしで生理期間を過ごせるようになったのです。ここ何年も生理中は鎮痛剤が手放せなかったので、もっと早く産婦人科医に相談すればよかったと思いました。
低用量ピルは現在も服用を続けており、もうすぐ服用から3年が経ちます。鎮痛剤は服用しなくてよくなりましたし、経血液量もだんだん少なくなり、夜用のナプキンは必要なくなりました。本当に快適なので生理がきてももう怖くありません。
生理痛がひどいのは体質だと諦めていましたが、低用量ピルで痛みを緩和できるなら、もっと早く産婦人科で相談していればよかったと思っています。
「ピル=避妊」というイメージが強い人もいるかもしれませんが、産婦人科医によると生理痛緩和のために服用している人はたくさんいるそうです。副作用への不安や恥ずかしさを乗り越えて、低用量ピルの服用を決めて本当によかったと感じています。
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監修/助産師REIKO
著者/石神りぴ