生理痛が嘘みたいになくなった
もともと生理痛がひどく、高校生のころから生理がくるたびに憂うつになって……。生理初日から3日目ぐらいまでは、鎮痛薬を飲まないと満足に活動できません。冬場はさらに、おなかと背中にカイロを貼って、なんとかしのいでいました。
そんな私が社会人になってしばらく経ったころ、避妊目的で低用量ピルを飲み始めました。
すると、これまでしんどかった生理痛がウソのようになくなって、生理のたびにイライラしていた不快な気分もほとんどなくなったのです! また、事前に生理予定日もわかるので、旅行の予定も立てやすく本当に便利。海外ではもっと一般的に使われていると聞き、「こんな素晴らしいものが、どうして日本ではあまり使われてないんだろう……」と不思議な思いがしました。
アメリカで出合った生理用品に衝撃!
低用量ピルの衝撃から数年経ったころ、私は一時期、住まいをアメリカに移しました。ここでも私は衝撃的な生理用品に出合ったのです。それは、月経カップ!
私は普段、タンポンを使っていて、そのことに特段不都合はなかったのですが、「モノは試し!」とばかりに月経カップを使ってみると……。
最高でした! 朝入れて、昼に一度洗って入れ直し、寝る前に再度入れ直したら、朝まで何もする必要なし! 使い始めこそ、浅めに入れてしまったことで経血漏れを起こしてしまいましたが、コツを掴めばそんなヘマもなくなりました。
使用感は、タンポンを入れているときとまったく変わりません! 自分の経血量が把握できてくるので替えどきもわかるようになりますし、あふれる感覚で夜中に目が覚めることもないです。おかげでここ数年ナプキンを使っていません。
月経カップは産後も継続して愛用中
その後、妊活のために低用量ピルの服用はやめてしまいましたが、低用量ピルを飲まなくても以前より生理痛はだいぶ緩和され、痛みはほとんど気になりません。そして産後、月経カップを大きいサイズに変更したところ、より長い時間溜めておけるようになって、生理期間がまったく苦にならなくなりました!
今、子どもと一緒にベビースイミングに通っていますが、生理の日でも臆することなく、月経カップをつけてプールに行っています。普段と変わらない生活ができているのは本当に助かりますし、なによりストレスフリーなのがうれしいです!
ピルと月経カップに出合ったおかげで、毎月憂うつだった生理のストレスから解放されました! 月経カップを初めて見たときは衝撃を受けましたが、いざ使ってみると快適! 快適さを知る身としては、使用の選択肢から外してしまうのは、もったいない気がしてしまいます。こんなにラクになるのなら、日本でももっと広まるといいのになと思いました。
※ 月経カップの長時間使用は雑菌の繁殖やトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
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監修/助産師REIKO
文/林あやさん