臨月間近、第1子の赤ちゃんを迎える準備で大忙しだったある日、パパが友人からベビーバスを譲り受けてきました。
パパいわく、もともとの持ち主は不明なんだとか。いろんなお家を渡り歩き、いろんな赤ちゃんに出会い続けてきた「旅するベビーバス」がわが家にもやってきました。
昭和テイストなベビーバス
わが家にやってきたベビーバスは「イマドキ、どこに売ってるの?」といった昭和っぽいキャラクターのプリント。しかもパパいわく「〇君から借りた。でも〇君は✕君から借りたけど、✕君は△君から借りたらしい・・・。」と、もとの持ち主を特定できません。
たしかに、ベビーバスは赤ちゃんのために準備しても使うのはごく短期間。すぐに無用の長物となります。今まで運よく捨てられず、いろんなお家でちょっとずつ役立ってきた「旅するベビーバス」、私はひと目で気に入りました。
第1子誕生で3カ月使用 → 友人へ譲る!
わが家の第1子が無事元気に誕生し、自宅での育児が始まりました。夏生まれだったこともあり、沐浴では「旅するベビーバス」が大活躍!
そして、長女が生後3カ月を過ぎたころ、出産を間近に控え、赤ちゃんを迎える準備をしている友人にベビーバスを譲ることにしました。
家に届けると「おー!昭和だねー!」と大爆笑。ちょっととぼけた表情で「旅するベビーバス」はたくさんの家庭に受け入れられてきたようです。
6年後、第2子出産で帰ってきた!
その後、子育てと仕事の両立で忙しく、あっという間に6年の月日が流れました。もちろんベビーバスのことは忘却の彼方。
そんなとき、わが家は待望の第2子を授かりました。安定期に入り、赤ちゃんグッズの準備していると、知人の知人から「ベビーバスあるよ。使う?」と連絡が。もしや・・・と思ったら、あの「旅するベビーバス」だったんです。再会したときは、ちょっと感動しました。「旅するベビーバス」は、捨てられずにまだ旅を続けていたのです!
わが家の2児の沐浴に大活躍してくれたベビーバスは、ほかのどの育児グッズより思い出深いものとなっています。そして現在はわが家で次なる旅に出る準備をしています。いつどこから「お声」がかかるのか楽しみです!(TEXT:伊川遥)