20代から始めたフラワーアレンジメント。花や植物の華やかさに癒され楽しんでいました。その後、仕事と子育て中心の生活となり植物との関わりが減少。子育ても少しずつ落ち着き自分自身に余裕ができたとき、無機質な部屋に寂しさを覚え、心が沈んでいました。
その後、お花の先生になった従姉からフラワーマーケットの手伝いを頼まれたのをきっかけに再び花と植物に関わるように。気付くと生活に潤いが出て、心が軽やかになっていました。
花々と疎遠に…気付いたら心にぽっかり穴が
学生時代、部活動でフラワーアレンジメントを始めた私。卒業して就職してからも、お花の教室に通い華やかな花々をアレンジする楽しさを実感していました。花そのものにも癒されていましたが、作品を創作することにも情熱を感じていたように思います。
しかし、結婚して子どもが生まれてからは気持ちに余裕がなくなり、仕事と子育ての両立で必死の毎日に。30代はたまに花を購入することはあっても、アレンジを楽しんだり、ゆっくり眺めたりする時間はありませんでした。
40代に入ると子育てが落ち着き、夫の転勤に伴い仕事も辞めたので時間に余裕ができました。でも、余裕ができたのに何をしたら良いのかわかりませんでした。部屋も庭もなんだか無機質で、私の心は沈んでいてぽっかり穴が空いているよう……。これではいけないと思い行動することにしました。
はじめは家の片付けをしたりヨガを再開したり、思いつくままに行動していました。そのかいあって気持ちが少しずつ回復。ちょうどそのころ、従姉から連絡をもらい、彼女の主催しているフラワーマーケットのお手伝いの依頼を受けました。私はしばらく離れていた花の世界に携わることになり、ワクワクした気持ちになりました。
目を喜ばせ心を癒す花々のすごい力を実感
従姉の主催するフラワーマーケットでは、近所の花屋さんではなかなか見ることのできない花々が1本1本丁寧に飾られていました。多肉植物やハーブなどのグリーン系の植物もたくさんあります。お手伝いに来ている立場を忘れてしまうほど、私の目はらんらんと輝き、心は癒されました。特に、朝つぼみだった花が数時間後には見事に咲き誇る姿も見ることができたときは感動で心が震えたほどです。
フラワーマーケットは大反響。道行く人々が花の香りや色に引き寄せられるように立ち止まってくれました。何げない会話から今このコロナ禍でお出かけも減り、友だちとも会えず心が沈んでいることなどをポロっと話してくださる方が何人もいました。私自身もそうですが、多くの方が我慢に我慢を重ね、心の平穏を保つには限界のところに来ているような気がします。
しかし、花や植物たちのみずみずしい姿、生き生きとしたたたずまいに癒されると言って購入してくれる方がたくさんいました。そして私自身にとっても、花や植物には心を癒すすごい力があるなと再確認する機会になりました。
花や観葉植物たちとの楽しい毎日
私も、帰る前にフラワーマーケットで切り花やハーブなどの植物を購入しました。花や植物がある生活を10年ぶりに再開。切り花は毎日お水を変えながらアレンジを変えたり、茎が傷んできたら長さを変えてアレンジしたりと、買いっ放しではなく最後まで大切にしています。若いころは花を飾って満足していたように思うので、結婚や出産などいろいろな経験を経て、花との向き合い方が変化したのかもしれません。また、どうしたら切り花が長持ちするかもネットで調べて、少しでも長い間咲いていられるように努力するようになりました。
ハーブも大きい鉢に植え替えて育てています。バジルやスープセロリなど食べられるハーブは料理に使うようになりました。今までハーブを使った料理は作ったことがなかったので、料理の幅も少し広がり、楽しみがまた1つ増えました。
多肉植物は生命力の高いものが多く、1枚葉が取れてしまってもその1枚を土の上に置いておけば自生します。1枚の葉からまた根を張ることに驚き、感動しました。小さな鉢から育て始めた多肉植物も少しずつ増えてきました。それぞれの生き生きした姿に毎日お世話したりすることが本当に楽しみになっています。
まとめ
現在もフラワーマーケットでのお手伝いを続けています。毎回どんな花や植物に出合えるかとても楽しみです。また、道行く人々と花のことや何げない日常の話ができることも楽しみの1つになっています。鉢で育てているハーブも毎日元気に大きくなっていて成長が楽しみです。欲が出てきて、種類がどんどん増えそうです。
今後はもう少し視野を広げて道端に咲く花や植物にも興味が湧いているので、植物図鑑を購入していろいろと調べたいと思っています。年を重ね、若いころより一層実感するようになった無限大の植物の魅力。毎日を丁寧に過ごしながら、花や植物を通して小さな喜びをたくさん見つけていきたいと思います。
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著者:Pたろー
間もなく40代後半へ。根っからのミーハー心で、これから迎える更年期もポジティブに過ごしたい。