突然の発熱と夜中の熱性けいれん
その日は娘の1歳の誕生日でした。午前中は近所の水族館に行き、機嫌良くイルカショーを見ていた娘。帰宅して昼食を食べ、2時間ほど昼寝。起きたときに抱っこすると、娘の体が熱く火照っていました。熱を測ると38度。日曜日の午後だったのでかかりつけ医は休診。ひとまず自宅で安静にしていました。
夕食もいつも通り完食し、娘は19時ごろに寝つきました。そして、深夜0時ごろ、突然の泣き声に娘を見ると、虚ろな目をしています。名前を呼んでも返事がなく、目の焦点が合いません。そしてすぐに体がこわばって、けいれんが始まったのです。
とっさの対応。夜中に病院へ
私はけいれんが始まったと同時に携帯で時間を測り、電気を付けて、けいれんの様子を確認。けいれんは3分ほどでおさまり、娘はそのまま寝つきました。熱を測ると39度を超えていて、不安だったので小児救急電話相談に電話をかけました。
「初めてのことで不安であれば、近くの夜間外来に行ってみては」と言われ、夫の運転する車で病院に向かいました。結果は問題なく、解熱剤を処方され、帰宅したのが午前3時。ドタバタの誕生日となりました。
大切なのは、観察と時間の計測!
翌日は、かかりつけの病院に行き、けいれんの一部始終を伝えました。特に問題なしとのことでしたが、けいれんの時間を測り、様子をきちんと観察していたことは褒められました。正直、事前に調べていなければ、驚いて何もできなかったと思います。
医師からは、「また同じようなことが起きても、慌てず対応してください。けいれんの様子は、動画を録画しておくのも良いですよ」とアドバイスをいただきました。
繰り返された熱性けいれん
その半年後、娘は再び熱性けいれんを起こしました。そのときは、医師のアドバイス通り動画を撮影し、前回と同じように時間を測りました。今回も夜中にけいれんが起こったため、翌日病院を受診したところ、娘はけいれんを起こしやすいのかもしれないとのこと。けいれんは成長に伴いなくなっていく場合が多いと聞きました。
そのときに、熱性けいれんの予防薬を処方していただき、お守りのように持っています。その後も、3度目の熱性けいれんを起こしましたが、問題なく娘はすくすく成長しています。成長と共にけいれんがなくなっていくのを願うばかりです。
この体験でわかったことは、事前に調べておく大切さと、親が慌てず対応することの重要性です。他にも、さまざまな病気や症状に応じた正しい対応があると思うので、小児科に置いてある冊子や母子健康手帳を読み込んで、何かあったときには落ち着いて対応できるよう、知識を深めようと強く思いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO
著者:佐藤ちえみ
京都在住、2児の母。おしゃべりが大好きな3歳娘と、よちよち歩きの1歳息子に癒やされる日々を送る。育児や京都観光のジャンルを中心に、フリーのライターとして活動中。