私に生理痛はないと思っていた夫
私は独身時代、営業職として、外回り中心で、帰宅も深夜遅く、会議も長時間ある生活を送っていました。しかも、生理痛や生理不順があったため、生理周期を安定させて生理痛も軽減させるために低用量ピルを服用していました。
そのため夫は、「生理中は数日間血が出るが、だいたい元気」という風に思っていたよう。結婚後、体力的にきつくない仕事に転職したのをきっかけに低用量ピルの服用をやめて、本来の痛みがきつい生理がきたときは、なぜそんなにしんどそうにするのか不思議がっていました。
夫に生理痛について説明をしてみた
私は、生理開始当日~翌日までは「ロキソニン」などの鎮痛薬を使っていますが、それでもしんどいときがあり、一番つらいときは銅像のように動けない状態になります。
夫がその一番しんどいタイミングに毎回遭遇するわけではないですが、動けなくなっている私の様子を見た夫はあたふた。「いつもの薬飲まないの?」「会社休む?」などと心配してはくれるのですが、夫は幼いころから男性に囲まれて育ったこともあって、生理になるとどんなつらい症状が出てしまうのかをあまり知らないようでした。もちろん、結婚前のように低用量ピルを飲んでいるときと何が違うのかはわかっていないため、私は、私の生理症状について説明してみたのです。
鎮痛薬が切れているときは、歩くことも自転車に乗ることもままならないこと、痛さから冷や汗が出てくることがあるなど、話をしてみると非常に驚いていました。
生理のときはどう対応してほしいのかも伝えてみた
「本当に夫は何も知らないんだな」と私自身も驚いたため、生理のときはどうしてほしいかについても具体的に話をしてみました。伝えたことは次の3つです。
●万が一、鎮痛薬がないタイミングで一緒にいたら買いに行ってほしい
●動けなくなっていることもあるけれど、鎮痛薬を飲めば数時間したら普段通りに戻るはず
●生理のときはいつもみたいに家事ができないけれど、サボってる訳ではないから何も言わないでほしい
夫にこの話を伝えたところ、これまでのようにあたふたせずに、そっと見守ってくれていることが増えました。
夫に生理痛について詳しく話す前は、男性でもある程度は生理に対して知識があるんだろうと思っていましたが、夫の場合はほぼ何も知らず、驚きました。そのため、どんな風に対処してほしいのかについては事前に話しておくことが大切だなと思った出来事でした。
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監修/助産師REIKO
著者/えり