合コンで知り合った彼は可もなく不可もない人
私の仕事はフリーランス。生活ができるレベルの仕事量はありましたが、どうしても波はあって収入が安定しません。仕事面の不安と35歳過ぎという当時の年齢から、真剣に「結婚したい!」と思うようになり、本格的に婚活を始めました。
そのころ知り合った人のなかに、たまたま結婚相談所のカウンセラーがいたので、そこに入会しつつ、個人的にも出会いの場へ積極的に参加。そのとき出会ったのが彼でした。
彼は、私が幹事を務めた合コンに参加した人で、第一印象はあまり目立たない感じ。合コンは二次会に進むことなく解散したのですが、夜に彼からLINEでメッセージが届き、定期的なメッセージのやりとりが始まりました。
2人だけでごはんに行ったときもイヤな印象はなく、でも「この人がいい!」と思えるほどの決定打がなくて……。1日お出かけデートのときも、「どうなんだろう」と疑問に思いながら会っていました。彼からのアプローチもとくにありません。それでもメッセージのやりとりは続き、連絡がくれば返事をするし、自然と次に会う話が会話に出てくるので、デートの約束はしていました。
いろんな人に会ってみたけど「やっぱり彼がいい!」
二度目のデートのときのことです。この日は水族館に行ったのですが、そこで彼がで手をつないできて、帰りに車で送られたとき「付き合いたい」と告白してきたのです! それに対して私は「年齢のこともあるし、結婚が前提でないと付き合えない」と言って、婚活していることも伝えました。もともと彼も結婚願望のある人でしたが、私の言葉には「まだ結婚まではわからない」とのこと。この日は「それだったらもう少し考えましょう」と一旦、保留することにしました。
次に彼に会う約束をしたのは約2週間後。その間にも私はお見合いを入れつつ、ほかの飲み会にも参加。気になる人ができれば2人で飲みに行って、必死に相手探しを頑張りました。そんななか訪れた彼との約束の日。「あれから考えたけど、やっぱり結婚前提で付き合いたい」と彼は言ってくれました。ですが、それでも彼を選ぶ決心がつかなかった私。申し訳ないと思いながらも、「すでに予定が入っているお見合いに行ってから返事をさせてほしい」と答えて再度保留にし、その日は別れました。
それからさらに2週間。いろんな人に会った結果、「彼を断ってまで気になる人はいない!」と思い至りました。それからようやく、彼とお付き合いすることにしたのです。
想像以上に居心地のいい彼
関係がはっきりしてからは、私の気持ちも安定して、朝は「おはよう」のメッセージが届き、寝る前は「おやすみなさい」を伝える毎日。マメに返信してくれる彼に安心して一緒に旅行もしましたし、私の友人にも会わせました。
年下の彼ですが、私が落ち込んでいるときは冷静に話を聞いて気持ちを落ち着かせてくれる頼もしい一面もあります。また、膝枕してもらおうと甘えながらゴロンとくるところはかわいく思えて、彼との関係は深まっていくばかり!
そして、出会って1年くらい経ったころ。 私の家でくつろいでいたときに、彼が「これからも、こうやって2人で過ごせたらいいね」と何気なく言ってきたのです。最初、私はその言葉から特別な意味を感じとれず、普通に会話を続けました。するともう一度、振出しに戻る形で彼が同じ言葉を言ってくるのです! 私がきょとんとしていると、「これからも一緒に過ごしてくれる?」と言いながらネックレスをつけてくれて……。ここでようやく「えっ…プロポーズなの? これ」と気づきました!
そこからお互いの両親に挨拶して、付き合い始めて1周年の日に入籍しました!
入籍する月の初めから一緒に住み始めたのですが、私たちはお互いの足りないところを補い合える、想像以上によい相性でした。私は生活面でとくにこだわりのない人間ですが、彼はその逆で、タオル類の洗濯頻度やモノの置き場所など、こまごまととこだわりがある人。かと言って、夫はこだわりを押し付けようとせず、自ら率先してやってくれるので、私は夫のやり方をどんどん取り入れて任せることにしています。それに、私が希望を言えばきちんと取り入れてくれるので、喧嘩もありません。
また、私は掃除や整理整頓が苦手なのですが、できなくても大らかに受け入れて、彼がフォローしてくれます。おかげで自然と役割分担ができ、快適に過ごせています。
子どもが生まれた今は、家事だけでなく育児にも積極的! 本当に「この人と結婚してよかった!」と思いました。これからも家族仲良く、お互いの足りないところをお互いに補い合いながら、楽しく暮らしていきたいです!
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文/そうじできない子さん