生活リズムを整え始めたきっかけ
現在7歳の息子は、生後4カ月のときに熱性けいれんを起こして入院したのですが、それをきっかけに私は健康に対してとても神経質に考えるようになりました。そこで一番意識したのが、生活リズムを整えるということ。
生活リズムを整えることで少しでも健康的に過ごすことができるのではないかと考えました。そして実際に生活リズムを整え始めたのが、長男が1歳になってすぐのころ。卒乳を機に朝までしっかりと寝てくれるようになったので、1日のタイムスケジュールを分刻みで決めるようになりました。
分刻みのスケジュール
私が決めた生活リズムは、起床時間や食事の時間、昼寝の時間、おやつの時間、テレビの時間、お風呂の時間など。
基本的にどれも分刻みで決めていたので、夫からは「やりすぎ。俺まで好きな時間にテレビを見られないとかあり得ないから」と嫌な顔をされていました。でも私は「慣れれば普通になるから」と夫を説得し、なんとか私が決めた生活リズムに付き合ってもらっていました。
慣れるまでの苦悩
生活リズムを整え始めたころは、とにかく慣れるまでが大変でした。特に私は早起きが苦手で、子どもを産むまではお昼ごろまで寝ていることもしばしば。でも起床時間を守らなければ朝食の時間や昼寝の時間など、その日の生活リズムがすべてズレてしまうので、なんとか自分を奮い立たせて起きるようにしていました。
夫はテレビが大好きなので、食事をしながらテレビを見られないことにストレスを感じているようでした。しかし食事のときにテレビをつけていると息子が集中できないのもわかっていたようで、テレビを見る時間も私が決めたスケジュールに合わせてくれるように。そしてなんとか毎日の生活リズムを守っていくうちに、私も夫もそれが当たり前のように変化していきました。
生活リズムの確立で得られたこと
生活リズムを守るようにしてから1年、もともとは健康のために考えたことでしたが、私は健康面よりも、ほかの部分に効果を感じていました。それは、息子が自主的に動いてくれるようになったことです。
例えば、午前のお昼寝のあとは昼食だとわかっているので、自分でエプロンを出してきて椅子に座ったり、おやつの前には自分からおもちゃを片付けたり。こちらから言わなくても自分で動き始めてくれるので、親としてもすごくラクになっていました。
生活リズムを分刻みで整え始めたころは、しんどいなと感じることも多かったです。ですが慣れてしまえば面倒にも感じず、むしろ1日がスムーズに終わるので、次男が生まれた今でも生活リズムは整えています。あれだけ嫌がっていた夫も、今では子どもたちが不在のときですらテレビをつけなくなりました。
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監修/助産師REIKO
著者:森井さやか
小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。