お風呂あがりの蕁麻疹
長女と次女を夫がお風呂に入れてくれて、先に上がった次女を受け取り服を着せていると、内もものあたりに赤く腫れた部分を見つけました。「こんな真冬に虫刺され?」と不思議に思ったものの、小さかったのでそのまま服を着せ、義母が準備してくれたおくるみに包み、育児用ミルクを飲ませることに。
しかし育児用ミルクを飲ませ終わると、目のあたりにも先ほどと同様の腫れが見つかったのです。「蕁麻疹かも」と服を脱がせてみると、胸のあたりも真っ赤で全身に広がっていました。
アレルギー? でも原因は?
次女の蕁麻疹は、長女が昔、小麦を食べてアレルギーを起こしたときとそっくりでした。しかし、次女は当時生後4カ月、まだ離乳食を始めておらず、育児用ミルクもいつも通りのものです。バスタオルやおくるみの埃、ダニなども疑いましたが、義実家は元クリーニング店で義母もかなりのきれい好きです。
実際バスタオルもおくるみも洗濯して日干しを終えたばかりとのことで、とても原因になるようには思えません。幸い、そうこう悩んでいるうちに次女の蕁麻疹は徐々におさまり、眠るころにはすっかり元通りになっていました。
原因は浴室の寒さだった?!
翌日、蕁麻疹はすっかり治まっていましたが、念のため小児科に向かいました。諸々の症状を話すと、アレルギーの内服薬を出してもらえることになりひと安心。
原因が気になったので聞いてみると、医師からの答えは「寒暖差じゃないかな?」という意外なものでした。確かに、義実家は古い家で、浴室や脱衣所はかなり冷え込みます。温かいお風呂から、寒い脱衣所にきたときの寒暖差で蕁麻疹が起こったのでは、というのが医師の所見でした。
念のためアレルギーの薬を内服しながら年末年始を過ごし、さらに心配した義母が脱衣所用に小さなファンヒーターを準備してくれたので、それ以降、次女が蕁麻疹を出すことはありませんでした。アレルギーというと食べ物やハウスダストなどのイメージがあり、気温まで影響するとは知らなかったので驚いた出来事です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO
著者:岩崎はるか
2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。