まさか! わが子の見分けがつかない
双子の息子たちは生まれたときからよく似ていると言われていました。顔はもちろん、身長や体重もほんの少しの差しかなかったため、母親である私もよく間違えるほどでした。2歳差の娘もまだ手がかかるなか、怒涛の双子育児は想像を絶する日々……。
それでもかわいいわが子たちの記録を残したいとたくさん写真を撮ってきました。しかし娘は簡単にできる写真の仕分けも、双子は大苦戦! 写真で見るとますますどっちがどっちかわからない状態になってしまったのです。
先輩ママからのアドバイスは聞くべし
まだ息子たちがおなかにいたころから双子の会に参加していた私は、双子の先輩ママによく言われたアドバイスがありました。「写真整理は小刻みにしたほうがいいよ」。その当時は、双子育児の忙しさにおびえていました。今となっては、当時おびえていた双子育児の忙しさよりも、写真を整理しようしたときに、わが子たちを見分けることの難しさに自分でもびっくり。
「これか……」と先輩ママのアドバイスに納得してしまいました。そして、先輩ママが伝えてきたように、多胎児出産を控えた人にアドバイスを求められたときには「双子の写真整理は小刻みにすること」と言うようになったのです。
便利機能もまさかの厄介機能に
わが家では、撮った写真をパソコンで整理をしています。娘のときには、自動で顔認識により写真を振り分けてくれる「顔認識システム」がとても重宝しました。しかし、その便利機能を設定していたがために、息子たちの場合には大惨事に……!
そう、双子には不向きだったこの便利機能。さすがに双子の区別まではしてくれませんでした。パソコンがご丁寧にまとめてくれた写真を、あとから仕分けるのはとても労力がいりました。便利なはずの機能が、かえって厄介なものとなったのです。
時間も労力も倍以上かかる多胎育児。写真を整理しようとしたときには見分けがつかないお手上げ状態でした。先輩ママのアドバイスは聞くべきだったと後悔……。そのため、最終的にわが家は個人アルバムをなくすという逆転の発想に! 家族の思い出として、これからもかわいいわが子たちをつづっていきたいと思います。
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監修/助産師REIKO
著者:梟 うた
5歳の娘と双子の3歳息子のママ。双子の出産を機に、東京から地元九州に移住。保育園勤務をしながら子育て、ファッション、旅行、インテリア、お得情報などを執筆中。最近の趣味は、絵本探し。