産後は、想像以上に大変!
私たちは、結婚前からなるべく早く子どもを授かりたいと思っていました。そのため、妊娠がわかったときは、とてもうれしかったのを覚えています。
ところが、出産後は初めての子育てに戸惑うこともしばしば。特に、授乳などで夜中に何度も起きる子どもに付き合わなければならないのが、私には想像以上にストレスとなっていました。
産前と変わらない夫…私の思いは
私は授乳のために、夜中何度も起きていましたが、夫は相変わらず朝までぐっすり。そして、仕事も産前と同じように長時間労働をして、私が子どもを寝かしつけてから帰ってくる日々。
「私は、子育てで自分のキャリアをストップさせているのに夫はなぜ変わらず働けているのだろう」
「私は子どもが生まれて、生活リズムもガラッと変わっているのになぜ夫は変わらないのだろう」
そんなことが私には不思議でたまりませんでした。子どもがいることで自分だけ変化を強いられているような気がして、苦しくつらい時期――。そのため、夫に対しては小さなことでもイライラし、時に憎悪まで抱くようになってしまったのです。
そんな私の変化も夫は受け入れてくれた
夫への憎悪のような気持ちは1年以上続きました。
しかしある日、私はふと気付いたのです。実は、子どもが生まれて変わったのは私。そんな変わった私を、夫は変わらず夫は支え続けてくれてる、ということを……。
たしかに、夫は夜遅くまで働いているけれども、しっかり働いてくれているからこそ、子育てに必要なものや、生活に必要な食材を買ったりすることができているんだ……。こんなふうに夫に対する見方を変えるようになったきっかけは、私がコーチングの勉強を始めたところが大きいように思います。
それまでは、自分が失ったことだけに目を向けていた私ですが、子育てを始めて得たものも実はたくさんありました。そして、私の見えないところでも、夫は私と子どものために力を貸してくれています。私はそのとき、それこそが夫の愛なんだなと感じました。
ホルモンバランスも崩れていただろう産後。その中で、夫に対して初めて抱く感情に、自分で戸惑いを感じずにはいられませんでした。夫は何も言いませんでしたが、そうした私の変化までを受け入れてくれた夫には感謝の気持ちでいっぱいです。これからも夫から受けている愛を忘れずに生活していきたいです。
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著者/nanoka22