高校2年生のころから続く生理不順
私が27歳のときのことです。当時、結婚2年目の私は「子どもが欲しいな」と考えていました。ただ、私は筋金入りの生理不順。その歴史は高校2年生の終わりごろまでに遡ります。生理がこない月が、年に数回もあったのです。
しかし生理不順であることを人に話すのは何だか恥ずかしく、27歳まで約9年間、親どころか友だちにも相談せずにいたのです。ましてや病院なんて、もっと恥ずかしくて行けませんでした。
「いつかは生理不順が治る」と思い込んでいた
しかし、ひどい生理不順を抱えながらも、「なんだかんだ言って、私もいつかは妊娠できる」と高を括っていました。きちんと自分の体に向き合わず、治療したわけでもないのに「いつかは生理不順が治る」なんて勝手に思い込んでいたのです。今思えば何を根拠に過信していたのかわかりません。
ですが、いつまでも妊娠しないことに不安を感じ、「このままじゃダメだ!」と一念発起。ついに婦人科を受診する決心をしました。
ついに婦人科を受診。すると…
診察の結果、多嚢胞性卵巣症候群という妊娠しづらい病気であることが判明! 飲み薬が処方されて、しばらく通院することになりました。
薬を飲むようになってしばらくすると、徐々に生理がくるように! そして通院を始めてから約3カ月。無事妊娠することができました! うれしいことに、現在は2児のママ。私にとって、婦人科を受診することはかなり勇気が必要でしたが、病院に行って本当によかったです。
結局、第一子を授かるまで、生理不順のことは誰にも言えませんでした。思春期という微妙な時期も重なって、とにかく「恥ずかしい」思いが先行していたのです。でも、私が今、2人の子どもに恵まれて幸せに過ごせているのは、あのとき意を決して受診したからだと思っています。 自分の体と向き合うことの大切さを痛感しました。しっかり通院して本当によかったです。
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監修/助産師REIKO
文/2児の新米ママさん