もともと生理不順だった私は、生理予定日も期間もバラバラの不規則な生理に慣れていました。しかし、生活がガラリと変わった社会人1年目、いつもよりも生理が長引いていることに気付き、慌てて病院を受診したのです。
気付くとと生理が3カ月も続いていた!
当時の私は生理が長引いていることを自覚しつつも、いつもの生理不順だから大丈夫と自己判断し、深く気にしていませんでした。
しかしある秋の日、ふと「そういえば、夏ごろからずっと生理じゃない?」と気付きました。生理を管理しているアプリで生理開始日を確認したところ、約3カ月もの間ずっと生理が続いていたことが判明したのです。
ネットで調べると「長引く生理は、病気の可能性もある」といった検索結果がたくさん出てきて、私は慌てました。
勇気を出して病院を受診
以前から「生理不順について病院で相談したほうがいい」と友人にアドバイスされていたものの、病院が怖いという理由から頑なに拒否していた私。しかし、深刻な病気の恐れがあるとなれば、受診するしかありません。
恐る恐る向かった産婦人科で私を診察してくれたのは、やさしそうな年配の先生。先生に生理が3カ月間続いていることを伝えると「もっと早く病院にこないとだめだよ~」とやさしく叱られてしまいました。
ガチガチに緊張しながら受けた検査でしたが、どれもそれほど苦痛はなく、私は「これくらいの怖さで済むのなら、本当にもっと早く病院へ行くべきだった」と反省しました。
終わらない生理の原因は…
すべての検査が終了したあと、先生は「明らかな異常はなかったけど……何か最近、ストレスに感じていることはなかったかな?」とやさしく私に訊ねました。思わずドキッとした私は、春から社会人となり今は仕事を覚えるのに精いっぱいなこと、遅くまで仕事をして生活も不規則だったことを打ち明けました。
すると先生は「恐らくそういったストレスでホルモンバランスが乱れたことが、今回の不正出血の原因だね」と教えてくれました。私がずっと生理だと思っていた出血は、実は体のSOSを知らせる不正出血だったのです。
その後、処方された薬を服用し、不正出血は無事に止まりました。
この受診以降は、ストレス解消と規則正しい生活を心がけ、不正出血はなくなりました。また、今は生理不順治療のため低用量ピルを服用しており、不規則な生理に振り回されることもなくなりました。生きている限りストレスは切っても切れないものですが、これからもできるだけうまく付き合っていこうと思います。
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監修/助産師REIKO
著者/ごとうゆき