3年程前までは、毎月生理前に感情の波がありました。そして、生理になると体が重くなり、眠気もひどくなって……。ただ、動けなくなるほどの腹痛はなかったので鎮痛薬はあまり使用していませんでした。しかしある日、仕事中にとてつもない激痛に襲われてしまったのです。
精神的余裕のない生理2日目
生理2日目のあの日、朝起きたときは「ちょっと体重いな……」と感じました。そのため、とりあえず市販の鎮痛薬を飲んで出勤しました。この日はシフト上、女性社員は私だけ。腰をさすりながらデスクでいつも通り仕事をしていました。
私の場合、生理2日目は精神的に余裕がなく、いつも腰の痛みがありました。普段は気にならないことにも敏感になり、苛立ちを感じることも多かったです。経血量も最も多い日なので、夜の多い日用ナプキンをつけて仕事をしていました。
予想もしていなかった激痛
午後になり、書類が作り終わって腰の痛みもなくなったときでした。上司に、急な仕事を振られ、イラっとした瞬間、急激に何かに刺されたような激しい痛みが!
こんなことは初めて。貧血のような状態にもなってきましたが、気持ち悪くて動けません。でも、周りには男性社員しかいない……。不安でいっぱいでした。
「生理痛」とは言いにくいし、「腹痛」と言うのも恥ずかしい。もう仕事にならないくらいに、刺すような痛みに耐え続けました。
別部署の女性社員が現れて
もう限界を迎えかけているとき、別の部署の女性社員がたまたま私のいる部署にやってきました。私はそこでやっと「生理痛がひどいことを言えなく、て困っている」と話すことができました。
その女性社員が、うまく上司に伝えてくれたおかげで、私は早退することに。ただ、上司には「社会人なんだから体調管理くらいしっかりして」と言われ、悲しかったのを今でも覚えています。
別の日、念のため行った病院では婦人科系の病気は見つからず「ストレスがたまってるんだね」と言われました。
ストレスも生理痛に関係しているのだと身をもって実感した体験でした。その後、仕事を変えてからは、あれほどの激痛は一度もなく、生理中の闘いは眠気だけになりました。今では生理に合わせて仕事を調整できるものはしながら過ごしています。
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監修/助産師REIKO
著者/さくら