どんどん増えていくスマホの写真
第1子となる息子が生まれてから、日々成長していく姿を少しでも記録に残しておきたいという気持ちから、私はとにかく息子の写真をたくさん撮っていました。わが家にはデジカメなどカメラ機材がないため、写真を撮るときには自分のスマホを使用しています。
そして写真だけではなく動画もたくさん撮っていたので、スマホの容量がいっぱいになることも。そんなときは仕方なく昔の写真を削除し、大事な写真のみを残し容量を確保していました。
初めての瞬間が!
もうすぐ1歳を迎えようとしていたある日、私と息子は家でのんびりとしていました。すると、今までつかまり立ちしかできなかった息子が、自力で立とうとしているではありませんか! これは絶対に動画で残したいと思い、焦りながらスマホで撮影しようとしました。すると、スマホの画面に「ストレージの空き容量が足りないので撮影できません」といった文字が。
えぇ〜!? とさらに焦った私は、昔の写真を削除しようとしましたが、今まで大事な写真ばかり残してきたのでどれを削除していいのか決めることができず……。結局、息子はそのとき生まれて初めて自力で立ち上がったのですが、その姿を撮ることができませんでした。
無知だった私
その日の夜、昼間の出来事を夫に相談したら「今まで写真のバックアップをとってなかったの?」と聞かれました。わが家にはパソコンがないのでバックアップはできないと思っていた私。
そのことを夫に伝えると、今ではiCloudやGoogleフォトといったクラウドストレージにデータを保存する方法や、スマホに挿入したSDカードに保存する方法などがあることを教えてもらいました。機械音痴な私は、そんな便利な方法があるなんて知らずに、今まで写真をひたすら削除していたのです……。
このことを知って、「もし息子が生まれる前に知っていればあのときの写真や動画が残せたのになぁ……」「初めて立ち上がる瞬間も撮れたのになぁ……」と、とても後悔しました。しかし、今はこの教訓を生かし、いざというときに困らないようこまめにバックアップをおこなっています。そして、スマホ内の写真データを整理して管理するようになりました。息子が5歳になった現在、撮りたい写真や動画をしっかり撮ることができています。これからも大切なわが子の成長を、心にも残しつつ、写真や動画に撮り逃さないようにしたいと思います。
「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
監修/助産師 松田玲子
著者:竹の内 由紀
4歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。