イベントと生理がかぶった!
私は20歳のころ、百貨店の子ども服販売店で勤務していました。私はお店の責任者として勤務していたので、自身が担当するお客さんも多く、休日やイベントがある日などはなかなか休憩に行けない日も多かったです。
そんななか、ある日お店のイベントと生理初日がかぶってしまうことに。休憩に行く時間があまりないことは予想していたため、夜用のナプキンをつけておこうかと考えました。でも夜用だとサイズが大きく、動くたびにカサカサと音がするのが気になって、結局昼用のナプキンをつけて勤務することにしました。
ナプキン交換に行けない
予想通りお店は忙しく、自身が担当するお客さんがひっきりなしに来店。結局、朝の9時ごろから一度もお手洗いに行けない状態でした。すると13時半ごろ、同僚から「スカートに血がついてるよ!」と耳打ちされたのです。
実は、勤務していたお店には制服があったのですが、その制服の色はなんと白! 経血が滲んでしまえば、遠くから見てもすぐにわかってしまいます。焦ったものの、すぐにはその場を抜けられなかった私は、とにかく店内にいるお客さんにおしりを見られないよう、自分の立ち位置に注意して接客を続けました。
必死に接客
お客さんに背を向けないように意識しながら接客していたので、お客さんから離れるときには常にあとずさり。側から見るとかなり挙動不審だったと思います。結局ナプキンの交換に行けたのは15時ごろ。
6時間も交換できなかったため、かなりの量の血が下着についていました。この日は夜用ナプキンを持参していなかったため、ひとまず汚れたナプキンを再び昼用のナプキンに交換。しかしまだ退勤時間ではなかったので、仕方なく経血のついたスカートと下着のままで仕事に戻ることに。その後3時間ほど、またお客さんに経血を見られないように注意しながら接客を続けました。退勤後は下着屋さんで下着を購入し、はきかえてから帰宅しました。
勤務中はとにかくお客さんに経血を見られないようにと必死で、せっかくのイベントなのに接客に集中できていない状態でした。こんなことになるのなら、やはり夜用ナプキンにすべきだったと反省。その後、イベントと生理がかぶる日は常に夜用ナプキンをつけて勤務することで、生理のことを気にせず接客に集中することができるようになりました。
著者/anyonnyon
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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