お互いの休みが合わず挨拶に行けなかった
私たちが結婚したのは、新型コロナウイルスの流行前で他県への移動の制限もなかったころ。
私自身は静岡県出身、当時は私も彼も静岡県在住だったので、私の実家への挨拶では困ることはなく、至ってスムーズでした。
しかし、問題は彼の実家への挨拶です。当時、私は日曜日しか休みがなく、大型連休はあるもののゴールデンウィークやお盆休み、年末年始くらい。さらに彼は私と同じタイミングで休みを取ることが難しく、九州にある彼の実家に挨拶に行くタイミングが合いませんでした。
早く入籍したい!挨拶に使った手段とは?
彼は思い立ったら即行動!というタイプで、すぐにでも入籍したい様子でした。ただ、私のなかでは彼のご両親への挨拶を済ませずに入籍して良いものか?という思いがあり……。しかし、九州へ行ける日を考えるといつになるかわかりません。
そこで、私たちが選んだ手段は、「テレビ電話」でした。当時、私はテレビ電話に馴染みがなかったのですが、彼は頻繁に家族とテレビ電話をしていたので特に抵抗はなかったようです。
彼の両親とテレビ電話越しにご挨拶
これから結婚して、私の地元である静岡県で暮らしていくにしても、私は彼の家に嫁として入る形になります。嫁としてふさわしいのかなど、実際に会わずに決めてもらって良いのかと思いましたが、彼の実家のご両親も彼も「行き来するのが大変だし、スムーズだからテレビ電話で良い」ということでした。
緊張しましたが、問題なくお話ができ、結婚する意志を彼のご両親に伝えることができました。
その後、実際に両家が対面して顔合わせできたのは、私たちが入籍し、子どもが生まれて、結婚式をしたときでした。また、私が九州にある彼の実家に行くことができたのは、まとまった休みが取れた、2人目の育休中でした。そのときは車で12時間、丸1日かけての大移動です。思い立ってすぐに行ける距離ではないので、あのときの結婚の挨拶はテレビ電話にして正解だったと思っています。
突然の結婚報告にもかかわらず承諾してくれた彼のご両親には感謝しています。まだ結婚して1回しか九州の彼の実家に行ったことがないので、世の中が落ち着いたら何回でも行きたいと思っています。
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著者/sugar111 佐藤幸代