漏れが不安でおなかに力が入れられない!
当時の私は昼夜問わず、夜用の巨大ナプキンを使用していました。もちろん2日目でもそうでないときでもです。座っていても寝ていても、ちょっとおなかに力を入れると経血が出る気がして気が気ではなかったのです。
座るのも正座でないと不安なくらいで、夜の寝返りも思いっきりはできず、常に漏れるのではないかという不安で緊張していました。
絶対に漏れたくないときにとった方法は?
とはいえ、当時は体育の授業や部活などもあり、動かない訳にはいきません。でも、授業中に体操服や制服を汚してしまっては大問題! 男子生徒もいるので、漏れるのは絶対に嫌でした。
そんなとき私がどうしていたのかというと、多い日用や夜用のナプキンとタンポンをダブル使いする方法です。タンポンだけを使用していたときもありましたが、ナプキンだけのときより吸収はしてくれるものの、やはり漏れてしまうこともありました。
そこでタンポンでしっかりと吸収させ、さらにナプキンで漏れ予防もする!ということにいきついたのです。
絶対に漏れない安心感で不安も解消!
今になって思うのは、当時は「もしも生理の経血が漏れてしまったらどうしよう」という不安が大きかったと思います。ナプキンだけでも、タンポンだけでもどちらかひとつだけではなんだか頼りない気がしてしまい、自分で勝手に不安になりすぎていました。
それが、ナプキンとタンポンの両方を同時に使用することで、「絶対に漏れないから大丈夫」という気持ちになれました。この安心感が欲しかったんだと今になって思います。中学校では陸上部に所属していたので、思いっきり活動することにも抵抗がありましたが、安心感があることで、授業や部活などにも打ち込むことができました。
生理が始まってから数十年が経ちますが、あれほど経血量が多かったのは就職したころまでです。20代になってからは、生理周期も経血量も安定して、タンポンとナプキンのダブル使いをすることもなくなり、毎月毎月生理の漏れを気にしていたころがあったな、と思い出すくらいです。
あのころはナプキンとタンポンの両方を使用することで、漏れだけでなく、気持ちも救われたなと思います。まだ自分の生理との向き合い方もわからず、思春期の私にとっては、それくらい生理の経血が漏れることがとても嫌なことでした。
当時の自分に「数年経てば、そんなにひどくなくなるから大丈夫だよ」と伝えたいです。
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監修/助産師REIKO
著者/sugar111 佐藤 幸代