「生理が、美容や運動に役立つ!?」知ってた?生理管理は進化してる!

2021年の新語・流行語大賞にもノミネートされ、今年は一段と耳にする機会が増えた「フェムテック」。フェムテックとはFemale(女性)とTechnology(技術)をかけ合わせた造語で、女性の健康課題を解決する製品やサービスを指す言葉です。ムーンカレンダーでは以下の記事でフェムテックの概要や事例、日本のフェムテックの現状などについて解説しました。

「生理が美容や運動に役立つの!?」生理管理アプリはもっともっと進化する!

 

今回はそんなフェムテックの中でも、関係する人口が多く、すでにたくさんのサービスや製品が生まれている「生理・月経」に関わる世界のフェムテックのサービスや製品の事例をご紹介します!

 

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記録するだけじゃない「生理管理アプリ」

「生理」に関するフェムテックとして、まず思い浮かぶのは「生理管理アプリ」ではないでしょうか?

 

生理が来たら日付をアプリに入力。すると、その生理日をもとに排卵日や次の生理日が予測され、日付が近づいたら通知が来る、という生理管理アプリは日本でも以前から存在し、利用している方も多いでしょう。

 

しかし、海外では生理管理アプリでただ生理周期を把握するだけではなく、それぞれの生理周期に合わせた美容や運動方法を提案してくれるサービスや製品が生まれつつあるんです!

 

そんな生理周期に関する海外のフェムテック事例を3つご紹介します。

 

生理周期に関する海外のフェムテック事例

韓国発・生理周期で使い分けるフェイスパック

 

次にご紹介するのは韓国のヘルスケアブランド「Rael」が提供するフェイスパック。しかし、これはただのフェイスパックではありません!

 

Raelのパックは日々変化する女性ホルモンのバランスに着目して作られており、「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」といった4つの生理周期に合わせて、それぞれ違った配合のシートを使うというものなのです。

 

例えば、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が下がり乾燥など肌が敏感になりやすい「月経期」=生理期間中にはしっとりとした保湿を重視した配合になっているシートを、プロゲステロンが上昇し皮脂分泌が過剰になりやすい生理前の「黄体期」には気分も肌もさっぱりと整えてくれる配合のシートを使います。

 

「生理の周期に合わせて、自分を労ってもいいんだ!」と思わせてくれる女性に寄り添ったアイテムで、このパックを使うと肌だけではなくホルモンバランスに応じて揺らぎがちなメンタルの調子も上がりそうですね。

 

ロレアルと生理管理アプリが提携

 

世界的に有名なコスメブランドを多数展開する化粧品会社「ロレアル」。そのロレアル社がドイツ発の生理管理アプリ「Clue」と提携したことが2021年8月に発表されました。Clueは「フェムテック」の名称を作ったイダ・ティン氏が立ち上げたアプリで、世界190カ国で利用されています。

 

このコラボレーションの目的は「肌の健康と月経サイクルの関連性による、新しいスキンケアのイノベーション」

 

両社が提携したことによる具体的な製品は現時点ではまだ発表されていませんが、これまで世界的かつ歴史的に愛され続けるスキンケア製品を手がけてきたコスメブランドと、世界190カ国・1200万人以上の生理を管理するアプリが組み合わさることで、生理周期に合わせたスキンケアやコスメ、また思春期〜更年期といった女性のライフサイクルに合わせた美容方法やテクノロジーが開発されることが期待されます。

 

生理周期に合わせたワークアウト提案アプリ

 

最後にご紹介するのは、イギリス代表の元オリンピック選手であるジェシカ・エニス=ヒル氏が立ち上げた女性向けウェルネスアプリ「Jennis」

 

これは生理周期を記録すると、そのホルモンサイクルに合わせたワークアウトのプログラムを提案してくれるというもの。例えば、生理期間中は血流を良くするヨガを、生理が終わるころ〜1週間程度の卵胞期は強度の高い運動であるHIITを、といったようなホルモンバランスに合わせたプログラムが提案されます。


身体と心の調子に合わせたワークアウトを通して、女性が身体的・精神的に健康であることを支援したいという思いから開発されたこのアプリ。

 

現在アプリのプログラムの中心となっているのは運動ですが、今後は栄養や睡眠、呼吸といった他の分野にも拡大していく予定だそう。ホルモンバランスの揺らぎを味方とするような習慣を取り入れることで、より快適なライフスタイルを送れるようになるのではないでしょうか。

 

フェムテックで生理を味方に!

以上、ホルモンバランスに応じて変化する女性の身体の周期に合わせた美容や運動を提案してくれる海外のフェムテック事例をご紹介しました。

 

ただ機械的に生理日をアプリに入力して生理を管理するだけではなく、自分の生理の周期にあったケアを取り入れることで、心が身体が満たされた「ウェルネス」な状態になれば、憂鬱な生理も少し楽しみになるかもしれません。


まさに「女性の生活を豊かにするフェムテック」を実現するこれらのサービス。フェムテックのさらなる進化を期待したいですね。

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

 

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    この記事の著者

    ライター平 理沙子

    Webライター。ITスタートアップ企業での広報なども経験あり。東京大学卒業後、新卒で娘を出産した一児の母。フェムテックやジェンダー、現在在住するシンガポール情報などを中心に執筆活動をしている。

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