突然の吐き気と動悸
その日、私はいつものように子どもたちの寝かしつけを終え、リビングでくつろいでいました。すると、午後8時半ごろに突然吐き気を感じ、それとともに激しい動悸に襲われたのです。
全速力で走ったあとかのように心臓がバクバクしているのを感じるなど、急な出来事に私は不安になっていました。ただ、吐き気はあるものの実際に吐くことはなく、とにかく動悸がおさまるのを待つことに。
動悸は5分ほど続いて、15分くらい経つとまた症状が出る、という状態でした。私は1時間ほど耐えましたが、それでも動悸と吐き気は続いたままだったのです。
救急車で搬送されて…
その後、午後9時半ごろに、夫が帰宅。吐いたときのために洗面器を持ちながらソファでうずくまっている私を見て、夫は驚いていました。ちょうど動悸がおさまっているタイミングだったので夫に事情を話すと、夫は「大丈夫?」と声をかけながら私の背中をさすってくれました。
ですがまた15分後には動悸に襲われ、私はただただ「しんどい、怖い」と半泣きの状態に。すると夫が「動悸の症状は怖いし、救急車を呼ぼう!」と救急車を要請することに。
しばらくして救急車が自宅に到着。病院に搬送され、病院では看護師さんがすぐに吐き気どめの点滴を打ってくれました。
意外な原因が明らかに!
検査のあとは、内科の先生による問診。先生から過去に動悸を感じたことはあったかと聞かれ、「生理前たまに、軽い動悸を感じることがあります」と答えました。
続けて「そういえば今も生理前なんですが、それって関係ないですよね?」と聞くと、「関係あるよ、恐らく月経前症候群によるものでしょう。そこまで激しい動悸の原因は、そこにストレスや過労が重なったからだと思います」と先生から予想外の診断結果が。まさか生理が関係あるとは思ってもみなかったので、私はとても驚きました。
経過観察が必要ということで、薬は処方せずにまずは様子を見ることに。また同じような症状が出たら受診するように指示を受け、その日は帰宅しました。
救急車で運ばれてから半年経った今、あれから同じような症状は出ていません。ですが振り返ってみると半年前、仕事と家事や育児の両立で忙しく、睡眠不足の状態が続いていたことが原因となり、月経前症候群の症状が強く出たのかもしれません。
もうあんなにしんどい思いをするのは嫌なので、今は自分の体をできるだけ優先し、体調を整えることを心がけています。
監修/助産師 REIKO
著者/anyonnyon
作画/まっふ
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