溺愛されて育った夫との結婚報告
私の夫は4人きょうだいの末っ子。義両親はもちろん、年の離れた義兄や義姉たちにかわいがられて育ってきました。そんな溺愛されている末っ子夫との結婚が決まり、緊張の初対面の会食へ。
予想に反して義兄や義姉は私までかわいがってくれ、和やかな雰囲気のなか義母がひと言。「でも夫くん、大丈夫? 九州の女は気が強いって言うじゃない。あなたやさしいから……」と。私が驚きを隠しきれずにいると、義兄たちが「失礼だよ」と一蹴してくれ、笑ってその場をやり過ごしました。
心配するのはそこ!?
長女を妊娠中、里帰り出産することを義母に伝えると猛反対されました。「上の子がいるわけでもないし、里帰りする必要あるの?」「夫くんひとりで大丈夫?」「生まれたら一緒にいたいでしょうに」。義母は夫の心配ばかり……。
自分のことくらい自分でできるようになってくれないと! と言いたいところをぐっとこらえ、「夫くんなら大丈夫です、やるときはやる人なので。良いパパになりそうですよね」と、夫を持ち上げることで義母も上機嫌に。無事里帰り出産することができました。
ありがたい……と思いきや?
数年前の冬、夫婦そろってインフルエンザになったときのことです。たまたま義母から電話がありインフルエンザのことを伝えると、「何で早く言わないの!?」ときつく言われたことがありました。
「夫くんは仕事もあって大変なんだから、しっかり栄養のある物を食べさせてあげてね!」とたくさんの野菜がわが家に届いたのです。正直開梱作業もきついぐらいだし、育休中とはいえ未就学児3人の育児をなめるなよ……と、自分の息子の心配しかしない義母に苛立ちを覚えました。
もう大人な夫に対して甘やかしすぎでは……と思う反面、わが子への愛だと考えると同じ母親なんだなと感じるようになりました。かわいい息子を褒められて嫌な気持ちになる母親はいないでしょうし、夫持ち上げ作戦で義母の攻撃を切り抜けてきました。この作戦で、これからも義母と良い関係を続けていけたらと思っています。
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著者:梟 うた
5歳の娘と双子の3歳息子のママ。双子の出産を機に、東京から地元九州に移住。保育園勤務をしながら子育て、ファッション、旅行、インテリア、お得情報などを執筆中。最近の趣味は、絵本探し。
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