園外保育で出かけた公園の前は、車がたくさん通る三車線道路でした。周りの環境が危険な公園へ一人で残された息子のチビノブくんを思うと、怖くて涙を浮かべるグッチさん……。
資料に書かれていた園児の人数に対する保育士の人数に疑問を抱いたパパが、「園児に対する職員の数って、こんなに少ないものなんですか!?」と、質問。
すると先生は「人数に関しては、“配置基準”というもので計算していて、
基準には沿っているのですが……」と話し始めて……!?
息子が公園に忘れられた10分間 第6話
先生が言う“配置基準”とは、
子どもの人数に対して、何人の保育士が必要か表した国が定めた最低ラインの基準。
国が定める基準によると、0歳児は子ども3人に対して保育士1人、1〜2歳児は子ども6人に対して保育士1人、3歳児は子ども20人に対し保育士1人、4歳児以上は子ども30人に対し保育士1人となっています。
また、国が定めた最低ラインの配置基準を順守したうえで、各自治体や施設によって独自に配置基準が定められている場合があります。
チビノブくんの通う保育園でも配置基準を守っていましたが、それでも子どもの人数に対して保育士の数が少なく感じてしまい、モヤモヤするグッチさん。
先生によると、戸外保育中は保育士の配置を決めていて、全員に目が届くようにし、定期的に人数確認をしていたとのこと。
さらに、戸外保育終了時と整列時にダブルチェックで人数確認をおこなっており、その際はチビノブくんを確認していたんだとか……。
そのため、チビノブくんがいなくなったのは、整列後から出発〜移動時にいなくなった可能性が高くて……!?
次回、別の保育園がチビノブくんを保護! そのとき保育士たちがとった行動は……