初めての出産は、私が想像していたものとまったく違いました。普通に陣痛がきて、病院に電話して入院し、出産すると思っていました。出産はひと筋縄ではいかないことを実感した、私の出産体験談を紹介します。
出産予定日の1週間前は……
出産予定日の1週間前の健診では、子宮口が3cmほど開いていて、先生には「今週中にも生まれるんじゃないか」なんて言われていました。また、前駆陣痛もあったため、このころはそわそわしながら過ごしていた記憶があります。
主人も初めての子どもということもあって、私以上にそわそわ!こまめに主人から連絡があったのを覚えています。
しかし、出産予定日が過ぎても陣痛が来ない
相変わらず前駆陣痛のようなものはあるものの、出産予定日になっても何の音沙汰もなく、ドキドキしながら待つ毎日が続きました。
そして予定日1週間後の健診で、週明けまでに陣痛が来なければ、陣痛促進剤を使っての出産になることを告げられました。結局、陣痛は来なかったため、指示された6時に病院へ行き、入院となりました。病室に案内されたあとは、まず錠剤の誘発剤を1時間に1回、計6錠飲み、子宮内にバルーンを入れて陣痛を待つことになりました。
なかなか進まない陣痛、その理由は……
その後バルーンは抜けたものの、陣痛が来なくて点滴に。初日は促進剤を最大量使っても陣痛がつかず、先生と助産師さんの判断で中止になりました。
翌日、朝の診察で高位破水していることがわかり、抗生物質の投与をしました。その後に再度、促進剤の点滴をするものの、私の子宮口が開きにくく陣痛が進まないことがわかり、人工的に破水をして陣痛を付けることに。その結果、促進剤と相まって、ものすごい痛みの波がきて1時間ほどで出産しました。
吸引分娩の準備もされましたが、結局使わずに生まれました。促進剤を使うと陣痛が一気に来てしまうらしく、痛みのあまり意識がもうろうとしていました。でも、生まれた瞬間はすべてが吹っ飛ぶくらい感動!そんな私の2日がかりの出産体験でした。(TEXT:吉井ゆみ)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。