産後の生理がつらくて困惑
私は出産後、1年8カ月経ったころに生理が再開しました。
妊娠前の生理はそこまで重くなかった私。ところが、産後に再開した生理では、ひどい腹痛と頭痛に悩まされるようになったのです! さらには気分の落ち込みや不安感といった、精神的な不調も出るようになってしまいました。
産前にはなかった症状に悩まされて…
生理前に襲われる気分の落ち込みや不安感……。これらは産前にはまったくなかった症状なので、「この症状は何なんだろう……私だけなのかな?」と、自分の体のことなのに何もわからず、毎月苦しんでいました。
不安感から平常心を失い、気分の浮き沈みがあったり、体調が悪いことで家事が思うようにできなくて、そんな自分が嫌になってさらに落ち込んだり……。自分ではどうすることもできず、家族にも迷惑をかけてしまうように。
このままではいけない、と思った私は夫に相談し、婦人科を受診することにしました。
PMSとうまく付き合っていくことに
病院の待合室で待っていると、たまたまあるリーフレットが目に留まりました。それはPMS(月経前症候群)についてまとめられたもの。このとき私は初めてPMSという言葉を知りました。待ち時間に、このリーフレットを読んでいるうちに「これだ!」と思いました。私の抱える症状がすべて書かれていたのです!
医師にも症状について説明し、治療として低用量ピルを処方してもらうことになりました。
正直、低用量ピルに対しては避妊薬というイメージが強くあり、抵抗感がありました。また、身近にある薬ではないので副作用など未知の薬に対する不安感もあったと思います。とはいえ、治療のためなら……と服用することを決意。
幸い、心配していた副作用はほとんどなく、ときどき体調がよくないときに「これが副作用?」と思う程度で済んでいます。
また、夫の理解にも助けられました。病院の受診時は付き添ってくれますし、しんどいときはお惣菜やお弁当を買ってきてくれたりするので、いつも感謝しています!
私は自分に症状が出て初めて、生理期間中だけでなく、生理前でも心と体に負担が生じる場合があることを知りました。経血が出るだけでなく、心にも影響が出ること、生理中だけでなく生理前にも不調が出ることを、もっと多くの人に理解してもらえたらうれしいなと思いました。
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監修/助産師REIKO
文/あみゆはママさん