ひたすらおっぱいをあげていた時期
息子は妊娠36週に生まれた早産児でした。他の子に比べ体も小さく、とにかく私が大きく育てなければと、授乳回数を多くするよう心がけていた毎日。
息子が生後半年を過ぎたころ、私は初めての育児でノイローゼ気味になっていて、体重も妊娠前より5kgくらい減っていました。息子のためにもちゃんと食べなければと思っていても、忙しさとストレスできちんと栄養のある食生活を送れていなかったと思います。
ごはんを食べていたら異変が
そんなある日、昼食を食べていたときのことです。ガリッと何か固いものを噛んだような音がし、お箸を噛んじゃったかな?と思い、見てみるとなんともないのです。しかし口の中に何か小さな破片があったので出してみると、なんと歯のかけらでした。慌てて鏡を見ると前歯の1本が半分ない状態に!
私は、きっと授乳や栄養不足が影響して歯がもろくなっていたのではないかと思いました。そのため、他の歯も折れないうちに早く歯医者へ行かねばと、当日診てもらえる歯医者を探し、息子を連れ急いで行くことに。
大変だった病院通い
そして病院で診察してもらったところ、「出産や授乳が原因ではなく、歯石も溜まっていたのでおそらく口腔内のケアの問題だと思います」とのこと。少し安心したのも束の間、治療のため何度か通院しなくてはならないことが判明。
この歯医者にはキッズスペースがあったのですが、息子が泣いて拒否したため、結局私のおなかの上に乗せたまま治療してもらいました。その後も同じように通院したのですが、飽きた息子が泣き出すと治療を中断し、抱っこしてあやしてはまた治療……の繰り返しで、とても大変だったのをよく覚えています。
その後、無事治療も終わり前歯も元通りに。乳児を連れての通院はこんなにも大変なのかと痛感しました。今ではこれまで以上にきちんと歯磨きをおこなうよう心がけ、あとはろくに栄養がとれていなかったことも少しは影響していたのでは?と個人的に思い、積極的に栄養バランスの取れた物を食べるようにしています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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作画/Michika
監修/助産師 松田玲子
著者:竹の内 由紀
4歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。