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「大人と話したい…」孤育てに葛藤する私の世界を一気に変えたものとは!

私たち夫婦は、お互いの実家から遠いところに住んでいるので、両親を頼ることができません。また、私自身も仕事を始めてから住んでいる場所なので、ほとんど友だちもいない中での孤育て。孤独や不安を感じていた私ですが、ある出来事をきっかけに一気に世界が開けたのです……!

大福

 

 

大福

 

知り合いのいない中での孤育て

私が住んでいる場所は、夫婦ともにお互いの実家から距離があり、頼るのが少し難しいところです。就職してから引っ越して暮らしている場所なので、あまり気軽に連絡できる友だちもいません。

 

初めてのお産は、私の実家での里帰り出産にしたのですが、産後1カ月で自宅に戻りました。平日は夫は仕事で朝から晩までいないので、まだ生後1カ月で寝ているだけの娘との2人だけで過ごす日常が始まりました。私は保育士とはいえ、初めてのわが子。ひとりで何かと不安だったのを覚えています。

 

ひたすら散歩する日々にモヤモヤ

娘はベビーカーに乗るとよく寝てくれたので、平日は朝の家事が終わると、ベビーカーに乗せて毎日のように散歩に行っていました。スーパーで買い物をしたり、用もないのに100均をうろうろしたりして過ごす日々。昼ごろに家に帰ってから、まだおしゃべりもできない娘と過ごす時間は、とても長く感じていました。

 

もちろん娘はとてもかわいいし、一緒に過ごす時間は幸せでした。でも日中で大人と話す時間はスーパーのレジぐらい、という日々が続き、なんとも言えないモヤモヤした気持ちが続いていたのも事実なのです。

 

 

地域の交流会に参加してみると…

モヤモヤした気持ちで過ごしていたのですが、娘が生後3カ月になるころに、地域で同い年の子どもと親が集まる交流会があると知り、参加してみることにしました。そこでは、娘のこと、家のこと、いろいろとみんなで話すことができ、私の気持ちも少しすっきりしたのです。

 

その場で数名の方と連絡先を交換し、みんなで定期的にごはん会をしたり、児童センターに遊びに行ったりするようになり、友だちと呼べる人たちが増えていきました。お互いの家にも遊びに行くほどの仲になった人もいて、とても良い機会に巡り会えたなと思っています。

 

 

知り合いがいない中での孤育ては、はじめはとても不安で仕方なかったです。しかし、交流会に参加してみて、一気に世界が開けて孤独ではなくなった気がしています。本当は参加するのも不安で、みんなと話せるかな、大丈夫かなと思っていましたが、思い切って参加してみるとみんなフレンドリーに受け入れてくれて、本当に参加してよかったなと思っています。

 

作画/大福

 


著者:北川なつみ

5歳、3歳、1歳の3姉妹の子育て真っ最中のママ。保育士として約10年認可保育園に勤務し、現在は育休中。子どもたちと毎日たくさん笑って過ごしたいと、日々子育てに奮闘中。

 

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