息子が成人式を迎え…
大学生の息子が、2021年に成人式を迎えました。
男子ということで晴れ着を用意するわけでもなく、手持ちのスーツを着せるだけ。前日まで実感はまるでありませんでした。
当日、スーツを着た息子が「成人式で昔の友だちと会えるのが楽しみすぎる。今日が楽しみすぎる」と言ったのを聞いて、私も息子の笑顔がうれしすぎる……と感じたのです。
「会場まで写真、撮りに来る?」「ううん、こんなおばさんが行くより友だちで撮影したほうが楽しいでしょ」と言っていた私でしたが……。
息子は「今から近くの公園で式に出る友だちと待ち合わせだけど、そこでは写真撮れるけど?」と聞いてくれたのです。
私もスマホを片手に公園に向かうと……いつものように自然に私の前で笑顔で並んでくれる息子と友人たちがいました。
何枚か撮影して自宅に戻り、写真の中の自然な笑顔の彼らを見ていたら、今までことあるごとに彼らの写真を撮り続けてきた、さまざまな場面が思い出されて涙が止まらなくなりました。
私は、手際も悪いし家事も苦手だし、料理を作るのだって遅いし、素晴らしい母親でもなんでもありません。
そんな私が息子の成人に思うこと……。親というのは実は、子どもというひとりの人間の人生の一番最初から、ずっと近くで見ていられる権利をもらったということなのではないかと、今しみじみ感じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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著者:ちょこ
とうとう50歳になってしまった大学生と小学生2人の母。夫含め5人で暮らしている。ライターをやりつつ、ゆるいマンガをインスタに上げている。