最優秀賞:1作品
イラスト/こちょれーと
最優秀賞「解除した! やっと会えたね 初ひ孫」
ペンネーム:隔世遺伝子さん(30代/1児のママ)
<応募者コメント>
2021年4月に出産したものの祖母とはコロナ禍で全く会えず、電話で娘の声を聞かせるだけ。東京でも緊急事態宣言が解除された矢先、祖母が危篤となってしまい急いで娘を会わせました。その後亡くなりましたが、娘もそうですが私自身も祖母に会えて良かったと心から思います。ありがとう。
<受賞理由>
“解除した!”のワードが一番頭にくる部分に、緊急事態宣言解除、そして祖母に会うことを待ちわびていたという気持ちがよく表れています。長引くコロナ禍で家族の絆の深さを感じさせる心温まる作品が最優秀賞に輝きました。
自粛生活が続くなか、会いたい人にいつでも会えるという状況がどれだけ尊いことかを実感した人も多いでしょう。しかし、たとえ世界がどのような状況にあっても、脈々と受け継がれていく命のバトンを大切に繋いでいかなければならないと、改めて気付かせてくれる作品です。
優秀賞:5作品
「おでかけを ママのマスクで 察知する」
ペンネーム:新米三十路ママさん(30代/1児のママ)
<応募者コメント>
お散歩大好きな息子くん。私がマスクをすると笑顔になります。現代っ子だなぁと感じます。
「WEB会議 向こうも子どもの 声がする」
ペンネーム:やかもさん(20代/1児のパパ)
<応募者コメント>
テレワークも進み、社内間の打ち合わせなどで会議を進める際に、お互いテレワークをしていることもあったので、子どもの声が聞こえてくることがありました。会社での会議にはないなんとも和やかな雰囲気になりました。
「子の寝相 ピクトグラムに 見えてきた」
ペンネーム:おとちゃんさん(30代/2児のパパ)
<応募者コメント>
世界的スポーツ大会で注目されたピクトグラムですが、そういえば子どもの寝姿もそんなふうに見えてくることがあります。
「膝の上 息子を乗せて テレワーク」
ペンネーム:ユウスミさん(30代/1児のパパ)
<応募者コメント>
テレワークで育児に割ける時間が増えたのは妻に喜ばれるものの、仕事が乗ってきたところで集中が途切れてしまうのは考え物です。
「オムツ替え リモート越しに パパに指示」
ペンネーム:むらさき色布(30代/2児のママ)
<応募者コメント>
子の大小のオムツ替えはもう慣れたのか、てきぱきとパパがやってくれます。
<編集部コメント>
受賞作品以外にも、子育てをしながらのテレワーク、リモートワークにおける心温まるエピソードが数多く寄せられました。リモートワークにより公私の垣根が曖昧になったことで、これまで職場では見えてこなかった、それぞれの人がプライベートで大切にしているものの存在に目を向けるきっかけになったのではないでしょうか。子育て中の方に限らず、皆さんが大切にしているものを尊重できる世の中になっていくことを願って選考しました。
また、このご時世ならではのエピソードとして、コロナ禍に生まれたお子さんにとってはマスクが生活の一部として当たり前のように溶け込んでいることにハッと気付かされる川柳や、2021年夏に東京で開催された世界的なスポーツ大会と子どもと過ごす日常をうまくリンクさせた作品も編集部内で好評でした。
※1月31日:作品の内容に一部誤りがあり、訂正いたしました。
特別賞:10作品
「二人めは パパ見知りなし テレワーク」
ペンネーム:みーはーかーかさん(30代/2児のママ)
「Zoom中 呼び声響く うんち出た」
ペンネーム:甘えん坊将軍さん(30代/2児のパパ)
「バイバイより 先に覚えた ててゴシゴシ」
ペンネーム:りつままさん(30代/1児のママ)
「父と子の 寝相シンクロ 金メダル」
ペンネーム:ちゅんすけさん(40代/1児のママ)
「会議室 思わず叫んだ いいでちゅよ」
ペンネーム:浜ちゃんさん(50代/1児のパパ)
「スケボーを 我が子にさせる 決めた夏」
ペンネーム:KTさん(30代/1児のママ)
「ママ友が マスクをとると わからない」
ペンネーム:しーちゃんママさん(20代/1児のママ)
「籠り中 家族総出で 子守中」
ペンネーム:チロルママンさん(20代/1児のママ)
「やっと寝た 布団置くのに 全集中」
ペンネーム:こなさん(30代/1児のママ)
「夜間授乳 パパのいびきが うっせぇわ」
ペンネーム:ぱなこさん(30代/1児のママ)
<編集部コメント>
「全集中」、「うっせぇわ」など2021年に流行したコンテンツにまつわるワードや、メダル、スケボーなど、東京で開催された世界的なスポーツ大会を連想させるワードを使用した作品が受賞しました。コロナ禍のママ・パパが子育てに奮闘しながらもそれぞれの楽しみを見出し、前向きに過ごしてきたことがうかがえます。「あるある!」と共感でき、思わずクスッ笑ってしまうユーモア溢れる作品がたくさん集まりました。
ベビーカレンダー編集長コメント
2022年が始まり新型コロナ感染者は再び増加。引き続き予断を許さない状況が続いていますが、昨年2021年は自粛生活が中心の1年でした。そんななかで育児に奮闘するママやパパたちはどんな想いで過ごしていたのでしょうか? 大変なこと、不安なことが多かったのではないでしょうか。でも、うれしいことや楽しいこともたくさんあったことと思います。また、こんな時代だからこそ気づくことができたもの・コトもあったのではないでしょうか?
そんな日常にある、ほっこりとする瞬間や大変だけど幸せと感じる瞬間をみんなで共有することができたら、そして少しでも前向きに笑顔で育児に向き合うことができたら、また、育児の当事者以外にもママやパパの現状を知ってもらうきっかけになったら、そんな想いから、みなさんの日常を川柳に表してもらう企画を実施いたしました。
第1回にあたる今回、大変多くの方にご応募いただきました。作品はコロナ禍で大変ななかでもクスリと笑える、そんな日常を切り取った作品が目立ちました。ぜひご覧になってください。
ベビーカレンダーは多くのママ・パパ、赤ちゃんがより一層笑顔になれるよう、引き続き世の中の動きに着目しつつ、ママたちにとって役立つ情報を発信して参ります。
<企画概要>
タイトル:第1回 ママ・パパ川柳コンテスト
募集方法:インターネットリサーチ
募集期間:2021年10月15日(金)~11月17日(水)
対象者:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査条件:お子様がいる男女
受賞賞品:
最優秀賞(1点)……Amazonギフト券30,000円
優秀賞(5点) ……Amazonギフト券5,000円
特別賞(10点) ……Amazonギフト券1,000円
出典について:本調査内容を転載される場合は、出典が「株式会社ベビーカレンダー」であることを
明記くださいますよう、お願いいたします。