Aちゃんとはその後も在学中は普通に付き合っていました。ただ、彼女も何か思うところがあったのか、それ以降、ナプキンや文具などを「貸して」と頼んでくることはほとんどなくなりました。卒業後、彼女は就職し、私は進学。それ以降、疎遠になってしまい一度も会っていません。
今思うと、娘にナプキンを買ってあげられない家庭があるというのは悲しいことです。彼女がその後、どうやって生理をしのいでいったのかはわかりません。保健室に行ってもらい続けたのか、それともお母さんが買ってくれるようになったのか……。
ナプキンをねだる彼女自身に罪はなかったと思います。最近では生理の貧困や格差が問題視されていますが、中学校からでも、学校で生理用品を支給してくれるようになったらいいのになと思うばかりです。
監修/助産師 松田玲子
原案/細木ゆき恵さん
作画/まっふ
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