娘を怒鳴ってしまった夫を責めることなく、「パパ、仕事大変? ちょっと疲れてるよね?」と気遣いの言葉をかけた妻。
「お仕事いつも頑張ってくれて、ありがとうね」
この日を境に、妻は変わった。
「僕と帰ってこない妻」第124話
「パパは仕事で疲れてるんだから、気持ちだけでうれしいよ」
朝ごはんも、愛妻弁当も作ってくれるようになった。
急な飲み会も快諾してくれるし、育児も家事も一切していない。
毎日疲れて帰ったあと、子どものお世話もあると正直、気が滅入るから助かる……
「夫は仕事をして稼ぐ、妻は家事と育児に専念する」
役割をしっかり分けたほうがうまくやれている気がする。
そう思っていたけれど……。
妻の「繕った笑顔」に、夫はまだ気づいていない……。