重い生理痛とPMSで月の半分が体調不良
私は学生のころから生理が重く、始まると数日間はおなかの痛みで身動きがとれません。経血量も多く貧血気味で、サイクルも不順。PMS(月経前症候群)もあって、月の半分は必ず体調不良になっているという有り様でした。
これまでは痛み止めを飲んでなんとか耐え続けてきましたが、社会人になって働きだしたら、これまでのようにはいきません。一応、生理休暇はあるものの、毎月休むのはどうしても気が引けますし、なにより日数が足りなくて……。
危機感を抱いた私は、ついにある決断をしました。
社会人になって低用量ピルを服用してみたら…
20歳になり、思い切って婦人科を受診! 低用量ピルを服用することにしたのです。先生と相談して、「ヤーズ」という種類を処方してもらうことに。
服用して2~3カ月は、吐き気や軽度の頭痛といった副作用がありました。それでも、おなかの痛みは仕事に支障が出ないまでに治まり、出血は昼用ナプキンでこと足りるくらいに減少。生理期間も4~5日内に終わって、28日周期できちんとくるようになりました! おかげで生理中が本当にラクになったのです!
毎日同じ時間に飲み続けなければならず、定期的な通院が必要なため、ランニングコストは避けられませんが、それを差し引いても私には欠かせないものになりました。
産後の生理再開時も服用
20歳から服用していた低用量ピルですが、妊活時期から産後の授乳期間は飲めないため、一時中断。妊活中、薬が飲めない間の生理はかなりしんどかったです。鎮痛剤や漢方で代用しましたが、あまり効果はなくて……。産後2カ月で生理が再開したときは、「このまま子育てするのはしんどすぎる」と育児用ミルクに切り替えてすぐに病院へ。産院で先生と相談し、「ヤーズ」と同等の「ヤーズフレックス」を処方してもらいました。
以来、現在まで低用量ピルを飲み続けています。不正出血が続いたり、周期が整って生理期間が安定するまでには時間を要しましたが、それ以外は快適に過ごせています!
社会人になることをきっかけに、思い切って低用量ピルをの服用を始めてよかったです。もちろん、ほかにも治療法はありますし、薬の種類もたくさんありますから、これが一番!なんて言うつもりはありません。ただ、いろいろなアプローチがあるので、もしずっと痛みを我慢しているのであれば、一度相談だけでも行ってみるのも良いのではないかなと思いました。
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監修/助産師REIKO
文/はっぱさん