息子が経血を目撃
生理2日目に、4歳の息子とお風呂に入っていたときのこと。息子に経血を見せたらびっくりさせてしまうと思い、今まで生理中に息子とお風呂に入るときは、出血したらすぐにお風呂の床を流すようにしていました。
でも、この日は出血したことに気付かず、いつの間にかお風呂の床には大きめの血の水たまりが! すると湯船に入っていた息子が経血に気付き、「え! ママ! たくさん血が出てる! なんで!? どこをけがしてるの!?」と、今まで見たことのない経血とその量の多さに、とても驚いた様子でした。
生理の大切さを伝える
息子に経血を見せてしまったことに私は「しまった! 見られた!」と焦りました。でも、息子ももう4歳。こちらがきちんと説明すればある程度は理解できるだろうと思ったので、この機会に生理について教えることに。
息子には、「ママはけがをしているわけじゃないんだよ」「でも、生理のときはママのおなかが痛くなることもあるの」「血が出るのは生理といって、生理は赤ちゃんを産むための準備でとても大切なものなんだよ」などと、伝えました。
息子は私が話したことをすべて理解したわけではなさそうでしたが、とにかくママが無事であることと、ママにとって生理は必要なものだというのは、理解した様子でした。
息子の気づかい
息子に生理について教えてから、数カ月後。生理中に息子とお風呂に入っていると、また経血が流れているのを息子に見られてしまいました。でも、私が教えたことをしっかりと覚えていたようで、「ママは今日、血が出る日なんだね! じゃあ、おなか痛いね。大丈夫?」とやさしく聞いてくれました。
私は「ありがとう。今日はおなかは痛くないから大丈夫だよ」と伝えると、息子はにこりと笑って、とても安心した表情に。生理について、ごまかさずにしっかりと伝えてよかったなと思えた瞬間でした。
現在、息子は8歳になりました。そんな息子は、私が生理中であると知ると、おなかをさすってくれたり、布団をかけたりしてくれるように。
あのとき、まだ4歳だった息子に生理のことを教えるとなると、理解できるか少しだけ不安で、ためらう気持ちもありました。でも、生理に対して「血が出ているから悪いことだ」といったイメージを息子に持ってほしくなかったので、経血を見られたのをきっかけに、生理はとても大切なものだと伝えることができて、本当によかったと思っています。
著者/anyonnyon
作画/マメ美
監修/助産師 REIKO
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