マルコです。元気で丈夫なイメージのある私ですが、実は10年前に、ガンの疑いという今までの人生で一番大きな病気をしています。産後1年というまさかのタイミングで判明し、手術を受けることになったお話です。どなたかの参考になればと思います。
※私が手術した子宮頸がんの段階は、「高度異形成」と言い、ガンの前段階の状態で、厳密にはガンになったとは言えない状態です。しかし、メインタイトルにはあえて「子宮頚ガン」「ガンになっちゃった?!」としました。それは、放置すれば将来的にガンになっていく可能性が高いものだった、とマルコは認識しているからです。怖がらせるつもりで描いているわけではなく、私は今とても元気で健康だし、手術後の何年か先ですが、次女も元気に産んでいます。むしろ、この段階で発見されたことはラッキーで、同じように発見された方を安心させたいという気持ちで描こうと思いました。ただ、当時の不安だった気持ちや怖かったことは素直に描いていこうと思うので、怖い気持ちにさせてしまうことはあるかもしれませんが、ご了承ください。
マルコがガンになっちゃった!? 第5話
子宮頸がんの検査は「細胞診」から始まるので、結果は少し先にしかわかりません。けれど、このときの私は知らなかったので、
「えーっ! すぐわからないんだ! こんなに待ったのに……」
と最初に思ったのをなんとなく覚えています。
子宮頸がんは外子宮口の付近から発生することが多いため、この部分の細胞を擦過して採取する「細胞診」の検査があり、この検査は「痛くない」と言われることがありますが、私は初めてこの検査をしたときは「痛いっ」と思いました。その後、2年おきにしている検診でもやっぱりちょっと痛い……。
そう毎回思っていたのですが、最近の検診で少し有名な病院でしたら、なんと全然痛くなかったんです。病院によるのかなぁ……。
そしてこの「細胞診」で異常がみられると、コルポスコープという顕微鏡みたいな器械で異常部分の組織をいくつかつまんで切って採取する「組織診」という検査がおこなわれ、子宮頸がんかどうかの確定診断をします。
ちなみにこの組織診は本当に痛かった覚えがあります。ただ、組織診のときは、痛みよりも「異常があった」というショックのほうが大きくて、ひたすら何もないようにと祈ってました……。
第6話に続きます。
医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)
※この漫画は実話に基づいた体験談マンガであり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
マルコさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。
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